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野球肩・総論

宮迫の文章が長すぎて、読みづらいとのご意見をいただきましたので・・・

今日から少し短文にして・・・(笑)

今日のテーマは・・・

 

「野球肩」

今日から3日間「野球肩」について掲載いたします。

まずは、肩関節を知っていただくため・・・

総論です。

 

肩関節とは・・・

 

肩関節は人間の肩関節の中でも一番可動性がありかつ不安定な関節です。

無理な動作をしたり、続けているととても傷めやすい関節です。

 

では、俗に言う「野球肩」とは?

野球肩と呼ばれるものは、通常インナーマッスルと呼ばれている肩周辺の筋肉を痛めていることがほとんどです。

その筋肉は図にあるとおり、4つの筋組織でできています。

 

1.棘上筋(きょくじょうきん)

2.棘下筋(きょっかきん)

3.小円筋(しょうえんきん)

4.肩甲下筋(けんこうかきん)

 

これらは腱板(けんばん)とも呼ばれています。

腱板損傷という名称を聞かれたことがある方もいるかもしれません。

これら4つの筋を別名「ローテーターカフ」と呼びます。

 

また、ローテーターカフの他に傷めやすい個所として関節唇と呼ばれる部分があります。 肩甲下筋の裏にあります。

 

関節唇は上腕骨と肩甲骨を安定させる働きをし、肩が脱臼するのを防ぐ役割をしています。 投球動作の繰り返しによって関節唇に負担がかかると、損傷したりすることがあります。 関節唇が損傷してしまうと上腕骨と肩甲骨は安定しなくなるため、投球動作ができない状態になります。

肩関節は非常にたくさんの筋肉、軟部組織で構成させていることを、まずはご確認ください。

 

そして、一端傷めてしまったら、可動範囲が広いこと、不安定な関節ということで「根治」させるのに 非常に時間を要する関節です。

 

根性だけで、乗り切れるものではないことを肝に銘じておいてくださいませ。

 

それでは明日、肩関節障害・各論part1で。

 

 

 

 

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