佐野日大(栃木)vs明徳義塾(高知)

本日、非常に長文のため、野球があまり、お好きでない方は退散してくださいませ!(笑)

読まれた後の苦情は受け付けておりませんので、あしからず!(笑)

それでは、「素人野球狂・宮迫」いきます!!!

佐野日大(栃木)vs明徳義塾(高知)

シビれました・・・

準々決勝で闘わせるにはもったいない好カード。

最高の試合!!!

春の甲子園ここまでのベストバウト!ではなかったでしょうか・・・

両校の投手ともにプロ注目の投手!!!

明徳・岸投手から序盤に加点した佐野日大。

意外な得点差で推移するも・・・

明徳が6回、5連打で追い付き・・・追い越す・・・

6回を終わって、5対4と明徳リード。

勢いのまま明徳が逃げ切りか!?と思った7回。

ドラマが始まりました。

まず伏線として、1番竹村君が打ったレフトフライで1死。

ただ、この打球の処理で明徳のレフトが足を負傷。ここでレフトの守備が交代となる。これが伏線になります。

1死のあと、戦前、佐野日大・松本監督が期待している!と言っていた2番長沢が左中間に2塁打を放つ!

1死2塁。

ここで明徳ベンチが動きます。

なんと3番吉田を「敬遠」

明徳=敬遠と言えば・・・「星陵・松井選手の連続敬遠」が思い出されますが、3番打者に敬遠。

それも1点リード、また1.2塁となれば、逆転のランナーとなる打者の敬遠。

1死1.2塁で迎える打者は・・・4番稲葉君。

ここで「敬遠策」に出た、明徳馬渕監督。

甲子園にどよめき・・・

ただ、その、どよめき冷めやらぬ「間隙」に・・・

松本佐野日大監督が動く!!!

なんと・・・4番打者の初球に・・・

ダブルスチール敢行!

この「采配合戦」実にシビれました!!!

敬遠に出た馬渕監督。

それに対抗した作戦は・・・松本・佐野日大監督の「ダブルスチール」

両校のギャンブル合戦!

このダブルスチールは、見事に成功!!!

してやったりの「松本・佐野日大監督」

1死2.3塁。

一打逆転のチャンス!

明徳にしてみれば、敬遠後、ダブルスチールを決められるという絶体絶命!

そして、フルカウントから4番打者の放った打球は・・・レフトに・・・

しかし、それはそれは浅いフライ。

到底、タッチアップは不可能!と思われたレフトフライ。

なんとダブルスチールを成功させた俊足長沢君、本塁に突入!

レフトは変わったばかりの選手。

タッチアップはない!と考えたかどうかは別にして、走らないと!一瞬、気が緩んだようにみえました。

そして本塁に投じたバックホームは、大きく1塁側にそれ・・・

同点のホームイン!

明徳ダッグアウトからは、離塁が早い!!!と猛烈なアピール!

判定は「セーフ」

確かに微妙なスタートにも見えましたが・・・

写真でみる通り、間違いなく、「セーフ」でした。

明徳に傾きかけた流れは、佐野日大に!

ただ、明徳も、そんな簡単には流れはかえられない!と岸投手奮闘!!!

両校無得点のまま、試合は延長戦に。

そして試合が動いたのは、10回裏。

1死後、4.5.6番の連続安打で満塁。

一打サヨナラで迎えた、7番森君。

絶体絶命で迎えた、このピンチに・・・

松本・佐野日大監督が「ギャンブル守備態勢」をとる。

通常、延長裏の攻撃で1死満塁となった場合、本塁ダブルプレーをとるため、内野手はすべて前進守備をとりますが・・・

なんと佐野日大のとった陣形は・・・

2塁、遊撃手は、2遊間ゲッツー態勢でオンラインより後ろに守備位置をとりました。

セオリーではありえない態勢!

しかし、松本・佐野日大監督には「素人野球狂・宮迫」には計り知れない「思い」があったのでしょう。

そして、カウント0-1から投じたスライダーを7番森がピッチャーの横にはじき返す!

この映像は昨日のニュースで何度も流されていましたが、「守備態勢」にまで言及しているニュースはごくわずかであったのではないかと・・・

遊撃手竹村君が猛烈なダイビングキャッチ!

捕球、自ら2塁ベースを踏んで、1塁へ送球!!!

ダブルプレーの完成!!!

スーパープレーが飛び出しました!

前進守備では絶対にダブルプレーがとれなかった・・・

松本・佐野日大監督の大ファインプレー!

流れは、再び、佐野日大に!

ニュースではここから、一気に11回の逆転劇を報じましたが、11回に再び「素人野球狂・宮迫」が興奮するドラマがありました。

流れがきた佐野日大の11回の攻撃。

簡単に1死をとり、なんとか流れを食い止めようとする明徳岸投手。

ここを3者凡退で切り抜ければ、流れを引きもどすことができる!という気迫の投球。

次打者9番佐川君が気迫のヒット!

気迫の闘い!!!しびれる闘いが続く延長11回。

1死1塁。

続く打者は1番竹村君。

上位打線にまわる、このポイントで、松本・佐野日大監督が選んだ作戦は「バント」

2死2塁。

打者は2番ダブルスチールを決めた俊足長沢君。

そして、ついにこの試合のポイントがやってきます。

ポイントだらけではありましたが、大きなポイントです。(笑)

カウント1-0から引コースに投じた投球は、長沢君の肘にあたる死球。

この死球は「ターニングポイント」になりました。

2死1.2塁。

迎える打者は「3番吉田君」

7回のポイントで敬遠をした吉田君。

2死1.2塁。

得点を許したくない岸投手はアウトコースに厳しい投球を2球。

ただし、2球ともボール。

ツーボールになったところで・・・

なんと・・・

再び、「敬遠策」

2死1.2塁で、敬遠???

よほど3番吉田君が「嫌」だったのでしょうか???

ただ、ホントになかなか「素人野球狂・宮迫」には理解しにくい・・・まさに明徳・馬渕監督采配!!!

2死満塁で迎える打者は、またまた4番稲葉君。

この敬遠策を活かす!ためには、絶対に稲葉君をねじ伏せなくてはいけない!

明徳・岸投手はどう考えたか!?

捕手はどう考えたか!?

非常に興味深いです。

2死満塁。

1球目、外角のカットボール、空振りストライク。

2球目、外角のカットボール、空振りストライク。

ツーナッシング。

「素人野球狂・宮迫」の最大のポイトンです。

次のボール。

ここで次に選択するボールは相当重要になります。

岸投手、捕手はどう考えたか?

勝負球は「カットボール」

だと考えられます。

明らかにカットボールにはあっていない4番稲葉君。

では、ツーナッシングから、次に選択するボールかなんでしょうか?

1球遊ぶ球。

ウイニングショットと決めたカットボールを最大限に生かす、その前のボールは何か!?という選択をしなければいけません。

どこで遊ぶか!?

延長であり、満塁のため、遊ぶ球は1球にしたいところ。

あなたが捕手なら、どうしますか?

話は相当長くなっていますので、答えをいきます!(笑)

明徳・岸投手、捕手が選択した球は「アウトコースストレート・ボール球」でした。

わたくしには、この1球が、非常にもったいなく感じられました。

この球を投じると、次に選択するボールはカットボールしかない!と打者は容易に想像がつくからです。

で、あるならば、「素人野球狂・宮迫捕手」であれば・・・

あきらかにあっていないカットボールを遊び球で外角のストライクコースからボールになる球を選択します。

ボールでもOK。

また、あわよくばボール球でも、スイングしてくる可能性も高いと感じられました。

しかし、岸投手、捕手は外角のストレート・ボール球を選択しました。

そして、ツーストライクワンボールから投じた球はウイニングショットとなるカットボールでした。

低めに外れ、ボール。

ツーストライクツーボール。

こうなると、次に選択する球が非常に難しくなります。

で、明徳が選択した次の球は・・・インコースストレート。

悪くない選択です。いや、それしかない選択になりました。

選択肢を多くしているほうが打者は迷います。

王道を貫くのもよいのですが、延長の緊迫した場面。

打者にいろんな選択肢が考えられる配球ができていれば!!!と、「素人野球狂・宮迫」は「ああ・・・ヤバい・・・」と呟きました・・・

インコースにきっちりと決まっていれば・・・打ち取れたでしょう。

ただ、満塁、延長という緊張感、疲労感がある中で、投じたインコースのストレートは、真ん中により・・・

ショート内野安打・・・

勝ち越し・・・

この勝ち越しで・・・勝負あり!!!

敬遠、ダブルスチール、タッチアップ、守備態勢、選手交代、配球・・・

さまざまな「ポイント」が含まれていた、非常に興味深い、ふか~い、ふか~い闘い!!!でした。

野球って・・・おもしろい!!!

熱投の明徳・岸投手、夏が楽しみです!!!

また、佐野日大の田嶋投手の将来を考えると今日、明日の連投は危険を伴う!とも考えられますが・・・

未来の卵は、身体の状態を指導者が的確に把握して、大切に登板させてほしいですね。

今日の準決勝も非常に楽しみな闘いになると思われます。

月末で寝不足ではありますが・・・今日もキッチリとビデオ観戦させていただきます!!!(笑)

久々の長文、「素人野球狂・宮迫」でした!!!(笑)

それでは今日も高校球児に負けないように、笑顔でがんばっていきましょう!!!

以下、「宮迫接骨院オフィシャルホームページ」もよろしくお願いいたします。

http://www.miyasako.net/

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