ニッカーボッカー・ベース・ボール・クラブ・ルール
1845年9月23日制定
第1条 メンバーは決められた時間通りに集合すること。
第2条 メンバーが集合した時、会長(会長が不在の場合は副会長)は審判を指名する。
審判は試合を記録用のノートに記録し、この規則に違反したすべての行為を書き留める。
第3条 会長(会長が不在の場合は副会長)は2人のメンバーをキャプテンに指名する。
二人はその場を離れて相談し、試合に参加する選手を選ぶ。
その際、両方の選手の技量ができるだけ同じになるように留意する。
キャプテンは率いるチームをコイン・トスで決め、次に同じ方法で先攻を決める。
第4条 塁と塁との距離は、本塁から二塁まで42歩、一塁から三塁までが42歩で同距離とする。
第5条 通常の練習日には、対外試合を行わない。
第6条 練習開始時間にクラブのメンバーが足りない場合には、メンバー以外の人を選手に加えることができる。
メンバーが後から現れても練習に参加させる必要はない。
但し、選手を選ぶ際にその場にいれば、いかなる場合でもメンバーに優先権がある。
第7条 試合開始後にメンバーが現れたときは、両キャプテンがお互いに同意すれば、選手に加えることができる。
第8条 試合は21点で成立する。但し、試合終了時に両チームのアウト数は同じであること。
第9条 打者に対する投球はピッチで、スローではない。
(注:投手は下手投げで打者が打ちやすいボールを投げていた)
第10条 打球がグラウンド外に(注:ノー・バウンドで)出た場合、あるいは一塁または三塁の線外へ出た場合はファウルである。
第11条 投球を三回空振りして最後の投球が捕らえられたらアウトとなる。捕らえられなければフェアとみなされ、打者は走らなければならない。
第12条 バットで打ったか、かすったボールが直接またはワンバンドで捕らえられた打者はアウト。
第13条 走者は、塁に着く前に塁上の野手が捕球するか、ボールでタッチされればアウト。 但し、どんな場合でもボールを走者にぶつけてはならない。
第14条 守備側がボールを捕えようとするのを妨害する走者はアウト。
第15条 スリー・アウトで攻守交替。
第16条 打者は定められた順番で打つこと。
第17条 試合に関する紛争や異議は、すべて審判が裁定する。抗議は認められない。
第18条 打球がファウルのときは、得点も進塁もできない。
第19条 投手がボークを犯したとき、走者はワン・ベース進塁できる。
この走者をアウトすることはできない。
第20条 打球がバウンドしてグラウンド外に出た場合には、ワン・ベースが与えられる。
野球の「基礎」となった最初の野球規則なる全文。
この規則がベースとなり、改正、改定を重ね、今のベースボール。野球の規則になったのだ。
当初は21点を取り合うゲームだったのだ。。。
塁間距離は「歩数」
笑える規則もあるが、168年前に真面目に議論に議論を重ねてできた「野球規則」
野球って楽しいけど、野球の歴史を辿るのも楽しそう!!!
少しずつ、野球の歴史も辿ってみようか・・・
「素人野球狂・宮迫」でした。
それでは本日火曜日!規則にのっとって笑顔でがんばっていきましょう!
以下、「宮迫接骨院オフィシャルホームページ」もよろしくお願いいたします。