2016超人ボルト!
五輪3大会連続3冠達成!
昨日、4×100リレーでジャマイカが優勝し、ボルトは五輪3大会連続3冠達成した。
このレースでは日本がタイムでアメリカ、カナダを押さえ銀メダルを獲得するという快挙も生まれた!
まさに歴史的レースとなった。
ウサイン・ボルト。
彼は短距離選手には珍しく、身体をクネクネと揺らしながら走る、独特の走法をしている。
彼のことを天才!と呼ぶ人もいる。
天性のバネの持ち主という人もいる。
でも、本当にそうだろうか・・・
実はボルトは先天性の脊柱側弯症だそうだ。
生まれながらに、背骨がS字状に弯曲しているのだ。
それゆえ・・・
ボルトは16歳の時、度重なる激しい腰痛を訴え、病院でその診断を受けている。
100m走はスタート時、瞬間的に巨大な圧が背中にかかる。
その圧に耐えながらも上体を前傾に保ち、速やかに加速していかなくてはならない。
曲がった背骨による体幹の筋肉の不均衡は、そうした一連の動きを著しく鈍らせる。
それはスプリンターにとって致命的ともいえる欠陥。
そうしたことを頭に入れてボルトの走りを注意深く見れば・・・
肩は激しく上下し、上体はくねくねと曲がっている。
それは他のランナーにはない特異なフォームだ。
また、骨盤が通常より過剰に動くことにより、大腿の裏の筋肉(ハムストリングス)が引っ張られ、大きな負担がかかることも走法からわかる。
ボルトの連続故障の原因は先天性側弯症と考えられる。
2004年、18歳で出場したアテネ五輪で200m1次予選敗退という屈辱を味わった。
当時、ボルトの身体は骨盤の揺れからくるハムストリングス痛でとてもレースができる状態ではなく、周囲からは限界説も囁かれ容赦ない中傷の声も飛んだ。
それでも・・・
走ることをやめる!という選択肢ではなく・・・
「曲がった背骨でも走れる体になれないものか」と考えた。
そしてたどりついたのは・・・
「体幹の筋肉を徹底的に鍛えること」で、骨盤の揺れからくるハムストリングスへの負担を少しでも軽減させようとした。
実に3年計画で20にも上るプログラムが組まれ、腹筋、背筋、大殿筋など骨盤周辺のあらゆる筋肉が強化の対象になった。
そして迎えた北京五輪。3冠。
ロンドン五輪3冠。
そして、リオ五輪3冠。
ボルトは天才ではなく・・・
まさに、
「努力の人」
「不可能を可能にした人」
なのである。
もちろん強力な筋力をもっている人には違いない。
ただ、その天性だけに頼らず、努力により側弯症を克服した努力の人!
五輪を観ていて、アスリートに学ぶことは・・・
「持っているチカラを過信せず、日々努力が重ねられる人!」
努力すれば必ず報われる!などと野暮なことは言わないが・・・
「結果を残してきた人は必ず努力をしている!」ということは間違いがないだろう。
リオ五輪。最終盤に差し掛かってきたが、トップアスリートから学ぶべきことがたくさんある!
「4×100」リレー、日本勢の銀メダル!
単純に100mのタイムを加算すると決して銀メダルを獲得できるタイムではないが・・・
タイムでアメリカ、カナダに勝つ!!!
バトンパスの妙!
日本の智恵!
日本の努力により獲得したリレー銀メダルは「日本の和」を象徴する歴史的闘いであった。
日本おめでとう!
五輪・・・
たくさんの感動があり、勉強になります!
最終章も・・・
がんばれ日本!!!
それでは本日、われわれもリオリンピック選手に負けないように努力を惜しまず、笑顔で元気にがんばっていきましょう!!!
以下のブログも時間があれば、覗いてみてくださいませ。
「体幹トレーニング&ストレッチ教室in呉・広島」
http://blogs.yahoo.co.jp/miyasakoproject2016
「宮迫接骨院オフィシャルホームページ」
http://www.miyasako.net/