桜が徐々に散り始め・・・
本日は真面目なお題!!!
久々の真面目な投稿で緊張します!!!(笑)
高校1年生野球部
昨年11月下旬。練習中に左足関節を強く捻り負傷。
すぐに自宅近くの接骨院に。
骨折の疑いがあるということで、整形外科に転医。
幸い、骨折はなく、捻挫という診断。
ただ捻挫と言っても、重症ということで「シーネ固定」
固定期間1か月。
今年に入り、リハビリを開始しようとするも・・・
痛み、腫れがあり左足関節の状態が思わしくない状態が続く・・・
受傷後、2か月目に他院にて「MRI検査」を受け、「くるぶしの骨折+炎症」という診断をうける。
当然、運動禁止指導をうけ、再び、安静にはいる。
受傷後、約3か月間、下半身を使うトレーニングはほとんどできず・・・
「骨折+炎症」の診断をうけて1か月(受傷後、3か月)が経ち、徐々に練習復帰しよとするも・・・
練習開始をすると・・・再び、左足関節に痛み、腫脹発生。
監督さんからの紹介で受傷後、3か月と2週間が経ち、当院受診。(3月上旬・写真上)
ここまで書いた「経過」はすべて患者さんからの問診したことです。
問診のあと、視診、触診。そして、徒手検査。
受傷後、3か月以上経ち、この腫脹。疼痛。
なかなか判断が難しい症例です。
長文になるため、ここで詳しく治療内容は記しませんが、まず決めたのは、「目標設定」です。
4月には高校2年生になり主力になる選手。
どの試合から出るか!?
その試合に出るために、どうしないといけないか!?
なにをして、なにをしてはいけないか!?
まずは選手。そしてもちろん保護者を含めて初診時に話しました。
そして、ここが肝心です。
監督さんを含めた「リハビリプログラム」の設定です。
選手、保護者だけがリハビリブログラムを知っていても、指導者、監督さんが「選手の状態を把握」していないと、リハビリブログラムは完遂いたしません。
選手は3か月間、なにも練習、トレーニングできていないので、焦る。
焦ると、リハビリブログラムを無視し、突っ走ることになる。
そうすると、再び受傷し、復帰時期が遅れる。
また、選手がリハビリブログラムを遂行しようとしても、監督さんがは、「もう3か月も練習休止しているのだから大丈夫だろ?」と単純に期間だけをみて、選手に練習をさせる!
と、いうことが起こる場合が多いことです。そして選手は無理をする。
「負のスパイラル」が起こってしまうと、選手は万全な態勢で試合に臨むことができず、最大限のパフォーマンスを出すことができません。
だから、選手、保護者はもちろん、指導者、監督さんにも「リハビリブログラム」を知ってもらっておく必要があります。
これは、なかなか難しいことではありますが、これができると・・・
「プログラム」通りにリハビリが進行し、よりよい状態で復帰することができます。
治療開始から1週間後、監督さんを高校に訪ね、「リハビリブログラムを説明」
そして理解をしていただき、リハビリブログラムを監督さんを巻きこんで遂行!!!
この選手と保護者の意識が高かったこと、そして何より監督さんがリハビリブログラムについて理解を示してくれ、実行してくれたことで、当初立てた「目標」に近づいております。

当院に通院、治療開始をして、3週間になりますが(写真下)、いまでは実践練習に復帰。
春の県大会には十分に間に合う状態になってきました。
リハビリについては、徐々にチカラをあげていく!!!ということが大事ですが、選手、保護者、監督さんにとっては、休んでいた時期のことを取り戻す!という気持ちなどもあり、また焦りもあるので、過剰なトレーニングを課してしまったりするケースが散見されます。
そのことはかえって実践復帰を遅らせたりすることになります。
リハビリブログラムは「明確な目標設定」
そして、なにより「リハビリブログラムの周知把握」ということがとても重要です。
それには、しっかりとした話し合いが必要です。
接骨院内にとどまっていては、リハビリブログラムの説明もできません。
必要とあらば、こちらから出向き、その選手にとって「より良いリハビリブログラム」の説明ということが必要と強く感じました。
ケガ、故障で出遅れた、焦っている選手たちにとって、よりよい行動を治療家たるわたしたちはしていかないといけないと感じる症例でした。
今回の高校生の春の県大会での完全復活を祈るとともに・・・ケガ、負傷で悩んでいる学生たちのチカラに少しでもなれれば・・・
それでは今日も、しっかりと説明して、笑顔でがんばっていきましょう!!!
以下、「宮迫接骨院オフィシャルホームページ」&「接骨院共同運営サイト」もよろしくお願いいたします。