「素人野球狂」の野球ルール勉強部屋!
vol.1 インフィールドフライ
今年は優勝候補と言われていたCARPが、開幕から苦しむ・・・
しかし、昨日も勝利し、今季初の同一カード3連勝。
3連勝の口火となった初戦(2015年5月4日)広島・巨人戦において、珍サヨナラプレーがありました。
ガンバルウィーク午前診療でも相当な話題、論議になりました。
改めて野球のルールの難しさ、面白さを感じました。
「素人野球狂・宮迫」も野球のルールには熟知していると思っておりましたが、案外知らないことも・・・
よって、ここで一緒に勉強しましょう!!!ということで・・・
「新コーナー開設!!!」
題して、「素人野球狂」の野球ルール勉強部屋!!!
まずは、物議をかもした「インフィールドフライ」
5月4日の広島vs巨人の再現から。
広島が9回1死満塁とサヨナラのチャンスを作った場面。
ここで代打・小窪。
内野フライを打ち、3塁審判はインフィールドフライをコール。
だが村田とフランシスコがお見合いで捕球できずにボールを落とす。
ここでフランシスコがボールを拾い、本塁を踏んだ・・・
その後、三塁走者の野間がホームを駆け抜けた。
サヨナラ勝ち!
では、なぜ、サヨナラ勝ち?なのか???
この場合、打者はインフィールドフライとコールされた時点でアウト。
と、いうことは、満塁の3人のランナーに進塁義務はなく、各走者をアウトにするためにはタッチプレーになる。
本塁ベースを踏むフォースプレーではなくなっています。
三塁走者の野間をアウトにするにはタッチプレーが必要だった。
このプレーには「7つのこと」が重なった。
1.まず2塁・3塁塁審がインフィールドフライを宣告したこと・・・
2.しかし本塁の球審がそれに気づかず、球審がインフィールドフライを宣告しなかったこと・・・
3.更にボールの落下地点がホームベース付近で捕球に入った巨人ナインがその球審の動作しか目に入らなかったこと・・・
4.しかもその後、村田・フランシスコがお見合いをして落球してしまったこと・・・
5.その時点でも球審は塁審の宣告にまだ気づいておらずフェア・アウトのジェスチャーをしてしまったこと・・・
6.巨人ナインもインフィールドフライではないと勘違いしたこと・・・
7.加えて広島の3塁走者・野間も、球審の動作にしか気づいていなかったためフェアと勘違いし、進塁していたこと・・・
これらの「7つのこと」が重なった結果、インフィールドフライが成立しているにもかかわらず野間にタッチをしなかったということで、広島の得点が成立。
当初本塁でアウトの判定をしていた球審も、直後に緒方監督と石井コーチの抗議、そして3塁塁審の説明もあり、広島のサヨナラ勝ちが成立した。
なお、この試合では、捕球の際フランシスコが飛び出してきたためにボールを捕球できなかった村田に失策が記録された。
インフィールドフライ宣告の権限は全ての審判にある。
それが例え塁審であろうと、審判が一人でも宣告すればルールが適用されることになっている。
ただし、誰かが宣告した場合には他の塁審は速やかに全員が同様に宣告をしなければならず、今回の場合3塁塁審は試合後「明らかなインフィールドフライ」と証言しており、「イフ・フェア」と曖昧な宣告もしていないことから、球審及び審判団の連携ミスも絡んだ。
試合後、三塁走者の代走・野間は「主審が何も言っていなかったので、落ちたから走った」と・・・
インフィールドフライではなく通常の打球と判断。
ハーフウェーからスタートを切った。
三塁後方にいた塁審が宣告した声は「聞こえなかった」という。
主審が「インフィールドフライ」と大きくコールしていれば・・・
村田、フランシスコがお見合いをせず捕球していれば・・・
こうした状況はなかったでしょう!!!
しかし、タラレバがないのが野球!!!
咄嗟の旬時の判断が求められるのが野球!!!
結果的に1991年以来24年ぶりとなるサヨナラインフィールドフライという珍試合になりました。
CARPはこの勝利を起点に3連勝!
巨人にとっては手痛い「ミス」になってしまいました。
では、なぜ、インフィールドフライというルールがあるのか!?について詳しく述べていると、超長文になりますので・・・
明日に続く・・・
「素人野球狂・宮迫」の野球ルール勉強部屋!でした。
それでは、本日、ゴールデンウィーク明けで身体が仕事モードではないかもしれませんが・・・
今日も笑顔でがんばっていきましょう!!!
以下、「宮迫接骨院オフィシャルホームページ」もよろしくお願いいたします。