「素人野球狂」の野球ルール勉強部屋! vol.2 インフィールドフライ2

「素人野球狂」の野球ルール勉強部屋!

vol.2 インフィールドフライ2

昨日はインフィールドフライの具体例について書きました。

それでは本日は、インフィールドフライの本質について。

インフィールドプレーとは?

無死、もしくは一死で走者一・二塁、または満塁の場面。

内野手が捕球するであろうとされるフライ性の打球に対し、審判がコールすることにより打った瞬間、捕球前でも打者がアウト!となるルールである。

ライナー、バントフライ、外野フライは適用外になる。

審判がコールすることで成立するのがインフィールドフライ。

この審判とは主審を指すのではなく、すべての審判に認められた権利である。

では、なぜこのようなルールが存在するのか!?

打っただけで打者がアウト。

一見、攻撃側に不利のように見えるインフィールドフライルール。

しかし、そうではありません。

例えば一塁の走者は打者がアウトにならない場合、一塁を離れ、二塁へ向かわなければなりません。

これを進塁義務と言います。

一方、打者がフライ性打球を打ち上げ、それが捕球された場合、逆に現在存在する走者は一度元の塁に戻らなければなりません。

これを帰塁義務と言います。

この帰塁義務を果たしていない場合、元の塁にボールを持った選手が触れると、この走者はアウトになります。

言葉にするほうが難しいか・・・(汗)

すなわち、フライ性の打球が打ち上がっている間、状況によっては走者は進塁義務と帰塁義務の板挟みに合っており、どちらを果たしてもアウトにされる可能性があります。

守備側は逆にこれを悪用し、走者の状態を見てフライ捕球→走者の元の塁に送球、または、わざと落球→フォースアウトで併殺のどちらかが選択可能という、走者よりも有利な状態を作り出すことができることになる。

インフィールドフライルールは、これを防ぐために制定されたものです。

インフィールドフライで打者がアウトにされれば、少なくとも走者の進塁義務は消滅し、元の塁で安全に待機することができるということになる。

え?そんな説明ではわかりにくい?

では、簡単に!!!

守備側はフライを捕るフリをして、わざと落球し、ダブルブレーを狙う!というのを阻止するルール!!!

簡単に説明すれば、こんな感じ・・・

ただし、これは通常。

しかし、野球とは生き物であり、通常通りにならないこともある・・・

主審が宣告しなかったり・・・

ボールを故意ではなく、本当に落球したり・・・

この前のように・・・

そこで、いろいろなことが「野球規則」に定められているのです。

インフィールドフライと思われる打球が、フェアとファールゾーンの境界線あたりに打ち上がるフライの場合・・・

審判は「インフィールドフライ・イフフェア」と宣告します。

この場合、もちろんファールゾーンで捕球したらアウト。

しかし、落球した場合がファールゾーンであった場合はファールとなります。

これが「インフィールドフライ・イフフェア」を宣告する意味です。

また、よく勘違いするのが・・・

インフィールドフライもしくはインフィールドフライ・イフフェアを宣告されたら「ボールデッド」になるという勘違い。

インフィールドフライもしくはインフィールドフライ・イフフェアと宣告されてもボールデッドではありません。

ボールインプレーです。

ですから、「インフィールドフライ」もしくは「インフィールドフライ・イフフェア」と宣告されても走者は気を抜いてはいけません!

走者は離塁しても進塁してもよいが、その飛球が捕らえられれば、リタッチの義務が生じ、これを果たさなかった場合は、普通のフライの場合と同様アウトになります。

また、通常インフィールドフライと宣告されるフライは内野フライですから、タッチアップをする!というは物理的には、ほぼ不可能ですが、ルール上はタッチアップをすることも可能です。

では、そのタッチアップのスタートのタイミングですが・・・

もちろんインフィールドフライと宣告された時点ではなく、捕球された時点でスタート!

この捕球というのも語りだすと止まりませんが、野球規則には「走者は、最初の野手が飛球に触れた瞬間から塁を離れてさしつかえない」とあり、守備側が打球に触れた瞬間がタッチアップのスタートのタイミングになります。

タッチアップのスタートについては、また次の機会に。

そして先日の試合であったケースですが・・・

インフィールドフライと宣告されて、捕球されなかった場合はランナーはリタッチしなくてもよい。

野間選手のケースですね。

インフィールドフライと宣告された時点で打者はアウトになり、その後のプレーとは関わりがなくなりますが、結果的に捕球できなかった場合は走者にリタッチの義務は生じません。

インフィールドフライが宣告されてもボールインプレーですから、ランナーは離塁した状態から次の塁へ進んでもよいのです。

言葉にすると・・・

なんだかヤッカイ!な感じもしますね・・・(汗)

ただ、なんとなくわかっている方は、これで十分にわかったかと・・・

いや、逆に字面にすると、わかりにくい!と言われるかもしれませんが・・・(汗)

野球とは充分に考えられたルールに則って行われるスポーツです!!!

今日はこのあたりで・・・

野球っておもしろい!!!

野球って素晴らしい!!!

「素人野球狂・宮迫」の野球ルール勉強部屋!でした。

それでは、本日もルールに則って笑顔でがんばっていきましょう!!!

以下、「宮迫接骨院オフィシャルホームページ」もよろしくお願いいたします。

http://www.miyasako.net/

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