2017野球協約
全209条で構成される野球協約。
オフシーズンになると新聞紙上に「野球協約を超える減俸」なる文面が踊る・・・
さて、野球協約なるものを覗いてみると・・・
第92条 (参稼報酬の減額制限)
次年度選手契約が締結される場合、選手のその年度の参稼報酬の金額から以下のパーセンテージを超えて減額されることはない。
ただし、選手の同意があればこの限りではない。
その年度の参稼報酬の金額とは統一契約書に明記された金額であって、出場選手追加参稼報酬又は試合分配金を含まない。
(1)選手のその年度の参稼報酬の金額が1億円を超えている場合、40パーセントまでとする。
(2)選手のその年度の参稼報酬の金額が1億円以下の場合、25パーセントまでとする。
「ただし」の文言が、「野球協約を超える減俸」という現象にたどりつく。
この「ただし」の文言がなければ、こうした事態は起こらないはずだが、この「文言」が選手にのしかかる・・・
オフシーズンになると球界の年俸倍増、年俸3倍増なる言葉は一般人にしてみれば「夢のような増加額」である。
増加に関しては協約はないが減俸に関しては協約がある。
ただ、野球協約を超える減俸を飲まなければ、契約をしてもらえないという現実。
野球協約の無形化ともいえそうだが、これにはいろいろな歴史がある。
選手側からの要望で導入が進んだFA制度の導入は、選手のためにもなったのは事実。
ただ、それによる活躍選手年俸の高騰は、FA制度の対象にならない活躍できない選手の足切りの促進にも繋がったのではないか。
プロ野球界にも広がった「所得格差」
若手が早々に見切られる現実。
大きな果実を得たように思えたFA制度の狭間で、「所得格差」が広がり、早々に野球をあきらめざるをえない選手も増加・・・
なにごともそうであろうが、「両方並立」とは、なかなかいかないものである・・・
安定した生活を求めるのであれば、プロ野球という世界は厳しすぎる・・・
プロ野球の世界は夢はあるが、安定はない・・・
「夢と安定」
相反する。
でも、だから・・・
憧れる・・・
「野球協約」一度読んでみてはいかがでしょうか?
それでは本日も夢を見ながら、現実も直視し、笑顔で元気にがんばっていきましょう!
以下のブログも時間があれば、覗いてみてくださいませ。
「体幹トレーニング&ストレッチ教室in呉・広島」
http://blogs.yahoo.co.jp/miyasakoproject2016
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