第94回センバツ高校野球大会・広陵・惜敗!
昨日行われたセンバツ甲子園2回戦。
優勝候補対決ではありましたが、分は広陵にある!と思っていましたが、まさかの惜敗・・・
昨日試合のキーワードは・・・
「投手の生命線は、コントロール!」
九州国際大付属の香西投手。
最速120キロ中盤。
スピードがもてはやされている今では、遅い!とも言える投手。
ただ、その遅い投手でしたが、広陵打線は「食い込まれること多く」、三振11個。
その中には、見逃しの三振も多々。
食いこまれる原因は、香西投手のアップテンポな投球と、多彩な変化球。
スライダー、カットボール、チェンジアップ。そして120キロ台のストレート。
そして、なにより・・・
抜群のコントロール!
アップテンポに投げる投手で、抜群のコントロールを擁していると、打撃のペースを掴むことが難しくなります。
結局、120キロのストレートを140キロにも感じる投球術に広陵はしてやられました。
広陵打線にしてみれば、なんで?という感じで回が進み、結局、散発のヒットで終わってしまった・・・
こんな感じでしょうか。
投手の生命線はスピードボールではなく、コントロール!を体現してくれた九州国際大付属・香西投手、アッパレ!
広陵が取った初回の1点。
先頭の中川がヒットで出塁。バントで送ったあと、3番三振。
4番のワンボールからの2球目、2走の中川が盗塁、悪送球で1点。
広陵にしてみれば、ヒット1本で1点。それも初回。
試合のペースは掴めた!かには思われましたが、試合は、前述の通り、香西投手が立て直しました。
広陵の中川将心。
初戦は9-0と大勝するも、本人は全くいいところがなく・・・
期する気持ちで2回戦に臨んだものと思われます。
そんな中で迎えた2回戦の初打席で結果を出すところは、さすが。
欲を言えば、5回1死2塁でまわってきた打席・・・
122キロのストレートにつまり、左飛。
将心のチカラであれば、レフトオーバーができる球ではありましたが、緩急に惑わされ、120キロ台のストレートを差し込まれ左飛。
ここで同点に追いついていれば・・・
悔やまれます。
この中川将心。

実は、「miyasako project」を立ち上げるきっかけとなった選手です。
小学生の時、肘を痛め来院。
親御さんがわたくしの先輩であったという縁もあり、治療プラスαでトレーニングを始めました。
当初は中川兄弟で始めた「miyasako project」
しだいに規模は大きくなった「miyasako project」ですが、基礎の基は、将心。
そういう意味では、相当な感慨があります。
小学生の頃から関わりのある「将心」が広島県絶対王者広陵の核弾頭として甲子園で躍動する。
わたしのチカラがあった!などという戯言は言いません。
将心は努力の子。
類まれな選手と評する世間はありますが、将心は練習の虫です。
言われたことを継続するチカラがありました。
また、自分で考えることができる選手でした。
だからこそ、広島県絶対王者広陵の核弾頭にもなれ、甲子園でも活躍できたのでしょう。
今後の将心の動向も気にはなりますが、まずは夏への課題が見つかりました。
ますは課題の克服。
そして、夏!
再び、甲子園の舞台に舞い戻り、駆け巡ることを祈ります。
広陵、ひとまずお疲れ様!
素人野球狂・宮迫でした。
それでは本日も笑顔で元気にがんばりましょう!