いよいよ夏の甲子園の予選、広島大会が来週スタートする!
予選が始まるに当たり、各校で「20人」のメンバー発表が行われたはずです。
メンバーに入れた選手、入れなかった選手の悲喜こもごも・・・
甲子園への道は、まずは自分達の高校内でのメンバー争いから始まる。
ベンチ入りできるメンバーは「20人」
たいていの学校で、この「20人枠」に入る闘いが行われています。
特に3年生にとっては最後の大会。
この大会のメンバー入りというのは、非常に大きな意味を持ちます。
小学生、もしくは中学生から野球を始めた子供たちの「第一の大成」になります。
高校を卒業して大学、社会人、プロ等で本気で野球を続ける選手は・・・
どうでしょう、半分程度でしょうか・・・
と、いうことは、その他の半分の選手にとっては、大成ではなく「集大成」になるというわけです。
本気の野球は高校で終わり!と決断している選手が約半数程度いるということになります。
ハッキリとした数字はわかりませんが、ザックリ高校3年生野球部の半数は、来週からの大会が「集大成」になるわけです。
その集大成の大会に、メンバーに入れないということは・・・
非常に辛いことです。
酷い受け取り方をすれば、これまでの自分の野球が認められなかった!という解釈になります。
勝負の世界ですから、そうした挫折はあること!
ではありますが・・・
これは経験をしたものにしかわからない「壮絶な挫折」です。
近年はいろいろなところから情報が早く回るため、このメンバー発表が監督からの直接な伝達ではなく、新聞、ネットなどのメディアに先に出てしまうケースがあるようです。
これはいかがなものでしょうか・・・
野球人生の集大成の発表を監督からでなく、メディアで知るということは選手にとっては、より辛いものになってしまうのではないでしょうか・・・
メディアは公式発表でない!とは言いつつ、メンバー漏れしている選手にとっては非情です。
メディアにはメディアに都合もあるのでしょうが、メディアでのメンバー発表は高野連から受け取った「公式」なものだけを決まった日時に公表する!というのはいかがでしょうか?
高校野球では、教育的配慮ということも聞かれます。
こうしたメディア先行のメンバー発表ではなく、まずは学校内でメンバー発表を行い、その発表に基づいてメディアが発表する!という形に変えることはできないのだろうか・・・
これには、いろんな方法が考えられますが、メンバー漏れした選手が「より傷つかない配慮」はして欲しいと感じます。
そして監督さんにはメンバー漏れした選手たちへの配慮をしていただけないか・・・
ただただ甲子園を目指して!ということではなく、小学生中学生の時から、続けてきた「野球人生の集大成・大成」になろう大会のメンバー漏れである。
勝負の世界ですから、3年生を優先してメンバー入りさせろ!などという暴論は言いませんし、考えてもいません。
ただ、3年生でメンバー漏れした選手に対する配慮をして欲しい・・・と・・・
どうした配慮が正しいかはわかりませんが、ショックをうけている選手たちに対する「リスペクト」は必要であるように思います。
監督、指導者がをからすれば、リスペクトに値しない選手もいるのかもしれませんが、「集大成・大成」という意味での「お言葉」があれば、救われる選手もたくさんいるように感じます。
なにもかも、手を差し伸べ、挫折を味わせないということではなく・・・
なんと申しますか・・・言葉では非常にお伝えしにくいのですが・・・
この時期になると、いつもそんなことを感じます。
自分の体験でもあるから、より強く思うのかもしれませんが、この挫折をすぐに反骨精神に転化できる選手はいいのですが、なかなかどうして、そんな簡単にはいかないものです。
甲子園の予選は「20人」で闘うわけですが、もちろんメンバー漏れした選手たちも一丸になる!ということも必要です。
その一丸を出すためにも監督として必要なことではないかと感じています。
各監督さんも苦渋の選手選択をして出したことだとは思いますが、監督、選手の間で、そうした「溝」があることはチームにとってもよくないこと!だと思います。
選手が溢れかえっている高校、選手が足りない高校、強豪といわれる高校、ベスト8を目指す高校、初戦突破を目指す高校、各校で目標は違います。
ただ、どの高校においても、メンバー選択が必要で、そうしたショックをうける高校3年生選手がいます。
その選手たちも含め「一丸」となるキッカケを監督は作る必要があると思います。
教育的配慮。
勝負の世界にはふさわしくない言葉かもしれませんが・・・
現実を受け入れる訓練!とも言えるのかもしれませんが・・・
この「メンバー発表」については、大人たちが工夫をし、これを契機に選手たちを一つにまとめる!くらいの行動が必要に思います。
メンバー漏れした選手が自校を心の底から応援できる態勢作り!
これは監督、指導者の務めであります。
メンバー漏れした選手が次なる目標に向けて、踏み出せる下地を作る!
そしてメンバー漏れした選手も含め、一丸となり夏の予選に挑む!!!
野球人生の節目になる高校3年生ですから!
メンバー漏れした選手諸君!
胸を張れ!!!
君たちがここまでがんばってきたことは決して無駄ではない!
これから1週間はメンバー入りした選手諸君が全力でプレーできる環境作りに務めろ!!!
そして大会が開幕したら、メンバー選手のサポートをしっかりしろ!!!
それが君たちの、今できること!
です。
心からそう思っている、「素人野球狂・宮迫」です。
広島大会予選前に「いつも去来する気持ち」をとりとめの文章にしてしまった「素人野球狂・宮迫」・・・(汗)
それではメンバー漏れした選手にエールを送りつつ、今日も笑顔でがんばっていきましょう!!!
以下、「宮迫接骨院オフィシャルホームページ」もよろしくお願いいたします。