第103回全国高校野球選手権大会とスクイズ!
高校野球の作戦の鉄板!スクイズ!
しかし、この戦法もなかなか見かけることが少なくなってきた・・・
真っ向勝負!
チカラとチカラの闘い!
と、いうものが王道。という意見も多くなり、小技が重宝されなくなってきた感があります。
ただ、スクイズは姑息な戦法でも、セコい戦法でもありません。
野球の戦術。
なにも恥じることなく、必要なときは、使う!
ましてや、相手が「王者」「強者」であるなら、なおさら!
2回戦最後の試合「近江vs大阪桐蔭」
4-0、大阪桐蔭が大量リードで迎えた3回裏、近江の攻撃。
1死から安打で出塁。ヒットエンドランで1死1.3塁のチャンス。
ここで知将・多賀監督がとった作戦が・・・
スクイズ!
高校野球界絶対王者・大阪桐蔭。
高校球銀河系軍団・大阪桐蔭。
その強者を相手にとった作戦。
それも「0-4」の劣勢から・・・
「次の一点」
多賀監督は、「次の一点」が大事だと考えたのであろう。
5-0になれば万事休す。
ただ、1-4にしてしまえば、わずかながら勝機が生まれる!
強者を相手にガチンコで組み合うのは得策ではない。
小技を駆使し、目先を幻惑する作戦。
これが野球の醍醐味である。
強者に立ち向かう戦術。
その一つがスクイズ!
正々堂々。
これは小技を使ってはいけない!ということではない。
ルールの中で、できる手立てを思考し、実行する!
これは間のあるスポーツ、野球だからこそ、できる闘いである。
これを機に、王者・大阪桐蔭を大逆転し、見事勝利!
近江アッパレ!
今大会、「ノーサイン」で選手がダッグアウトを全くみない高校もあった。
選手が自主的に動く!
ボトムアップ!
もちろん、平時のときは、それでよいのであろうが、野球は間のあるスポーツであるので、すべてをボトムアップ!とはいかないところもあるように考える。
野球の戦術。
考えるだけで楽しい。
さて、本日は3回戦の残り。
1日本航空-智弁学園
2松商学園-明徳義塾
3神国大付-長崎商
4盛岡大付-近江
近江・知将多賀監督は、本日どんな采配をふるうのか!?
楽しみすぎます。
また、個人的には長﨑商の奮闘も期待しています!
「素人野球狂・宮迫」でした。
それでは本日も高校球児に負けないように、笑顔で元気に頑張っていきましょう!