平成27年度春季広島県高等学校野球大会・5つの視点!
4.作戦
野球は「間」のあるスポーツであり、確率のスポーツである。
サッカーは一度ホイッスルが鳴れば、自分の意志で試合を止めることは通常できない。
しかし、野球では、それができる。
間がある!ということは1球1球作戦を立てられるということになる。
アウトカウント、ボールカウント、得点差、打順、相手の投手状態、守備位置、いろいろな要素で1球毎に作戦が変わる。
無死ランナー1塁。
考えられる作戦は送りバント、セーフティーバント、盗塁、ヒットエンドラン、バントエンドラン、そして打つ!
一死ランナー1塁。
無死と変わりのない選択肢があるが、状況は違う。
二死ランナー1塁。
送りバントというケースはなくなるが、それでも作戦的にはたくさんの選択肢がある。
その時の状況で「確率の高い」作戦を選択することになる。
無死3塁。
必ず1点は取りたいと思うケース。
選択肢はスクイズ、スクイズエンドラン、打つ!
スクイズという選択肢は監督にとって非常に難しいものとなる。
守備側は当然スクイズを警戒。
相手の裏を読み、サインを出さなくてはいけない。
広島県、春の県大会でも「スクイズ」のサインで失敗!というケースがあった。
1点を取れなかった場合、そのダメージは大きい。
そのことが試合の流れを変えることもある。
失敗をした選手に監督はどう接するのがよいのか!?
叱責?
激励?
スタンドから観戦していて、その対応をみることは非常に興味深い。
各校で、各監督でその対応は違う。
野球とは、「間」のスポーツ。
その「間」
作戦の成功、失敗で選手の動きが変わることもある。
また、その対応次第で、選手の動きが変わることもある。
選手を試合で「のせる」のも監督の役割ではないか!?
このケースどんな作戦がいいのか!?
作戦が成功すればいいが、失敗した時はどう対応するか!?
監督のやるべきことは多い。
春の県大会のある試合でこんなケースがあった・・・
7回7点差を追いかける攻撃。
無死でランナー1塁。
このケース、通常、特に作戦なく・・・
できるだけたくさんのランナーを貯めていきたい!というケース。
しかし、このケースで・・・
「送りバント」という作戦をとったチームがあった。
この送りバントの意味は?
7.8.9回の残り3イニングで1点ずつ、合計8点を奪いにいく!という表れなのか・・・
7回コールドゲームをまずは回避!なのか・・・
監督の頭中では様々な作戦が頭をよぎっているのでしょう。
セオリーにない作戦をとり、成功すれば華々しい称賛をうけるが、失敗をすれば、何を考えとるんじゃ!とお叱りを受けます。
結果論で語るのは簡単。
ただ、野球の作戦には意味、そして意図が必要。
部外者には計り知ることができない事象がたくさんあるとは思いますが、ダッグアウトでどんな思考がされたのか!?を思考することは非常に興味深い!!!
スタンドから監督さんが見える位置にいてくれれば、高校野球の観戦がより楽しくなります!!!
昔のCARPの古葉監督のようにバットケースの後ろに見え隠れするような位置に監督はいないで!!!(笑)
野球とは、作戦が際立つスポーツです!
「間」
誰かの失敗を他の選手が補いあえるチームは強い!!!
失敗を即座に切り替えられるチームは強い!!!
野球の勝負とは・・・
技術、身体の準備はもとより、メンタルなトレーニングも必要です。
それでは本日、昨日展望を記した「春の広島県大会準決勝!!!」があります!
果たして、結果やいかに!?
野球っておもしろい!
野球って素晴らしい!!!
「素人野球狂・宮迫」でした。
それでは本日も高校球児に負けないように、今日も笑顔でがんばっていきましょう!!!
以下、「宮迫接骨院オフィシャルホームページ」もよろしくお願いいたします。