令和6年度秋季広島県高校野球大会・ベスト16決定
今夏、甲子園まであと一歩と迫った北須賀尾道。
秋の県大会初戦、西条農を相手に、まさかのコールド負け・・・
今夏、甲子園に出場した高校でさえ、秋の初戦敗退との報道もあります。
秋の県大会、新チームの難しさがある「未完成の秋」
近年、常時、中国大会を窺う大会となっていた北須賀尾道に、まさかの「早い冬」が到来。
少し時間をかけて体制を立て直し、来春、そして来夏に備えて欲しいですね。
試合は観戦しておりましたが、詳細は割愛します。
尾道・盈進推しで、今大会を見させてもらおうと思っておりましたが、北須賀尾道が敗れれば、盈進に期待するしかないですね。
秋の県大会初戦。盈進vs英数学館。
2年前の夏、広陵に一泡吹かせた英数学館。
勉強の学校かと思いきや、最近は野球でも結果を出しています。
英数学館が広陵を撃破し、その間隙を縫い甲子園にたどり着いた盈進。
盈進が甲子園に行ったのをみて、盈進に入学した選手たちが、いよいよメインの盈進。
ある意味、盈進にとっては「試金石の代」ともいえます。
この世代が広島で勝ち切ることができれば、広島東部私立の雄の座を「ガッチリ」とつかめます。
市立福山の台頭で広島東部の選手たちの思考の幅が広がった。
東部の私立の雄として君臨していた盈進にとっても、踏ん張りどころ。
今大会では、是が非でも中国大会にたどり着きたいところ。
そんな因縁がある両校の初戦。
盈進が優位に試合を進めるものと試合観戦。
・・・
英数学館の投手が素晴らしい・・・ではないか・・・
130キロ後半のストレート、切れの良いスライダー。
緩急の付け方も強豪校の投手並。
初回、MAXは138キロ。
県大会の初戦で見るには、速すぎる球。
これは難儀するかな・・・という試合前半。
ただ、相手のエラー、高校野球ヒットなどもあり、チャンスは作る。
ただ、随所でもチカラを入れ抜きできる英数学館藤本投手。
なかなかの逸材です。
盈進の木原投手の球速は初回のMAXが131キロ。アベレージとしては124~128キロくらいだろうか。
球速で勝負するタイプではなく、コントロールで勝負をするタイプ。
要所はしっかりと抑えるという感じでしょうか。
3回まで0-0。
ただチャンスは作るも得点できない盈進にとってはイライラが募る闘いの序盤。
4回に2点を先制。
このあとの1点。「俗にいう次の一点」
これを是が非でも取りに行きたかった。
次の一点を盈進がとっていれば、一方的な展開になったであろう。
ただ、次の一点が雨の影響もあり、英数学館に。
得点の入り方次第で、勝っていても劣勢、負けていても優勢となることがあるのが野球。
勝っているのに追い詰められて自滅する試合は野球ではよくあります。
負けていてもイケイケとなるケースもあります。
次の一点が英数学館に入り、大雨になり、流れは英数学館に傾きかけましたが・・・
盈進がバタバタとしなかった。
「浮足立つ」ということが少なかった盈進。
未完成の秋は、どうしても浮足立つことが多くあります。
また一喜一憂をしてしまい、大事なことを見落とすということも散見されます。
ただ、そこを佐藤監督は選手を落ち着かせる言葉がけをしているようにスタンドからみえました。
盈進のキーマンも1打席目は138キロを空振り三振。二打席目は137キロのストレートをライト前ヒット。
三打席目は135キロのストレートをサードフライ。このサードフライについては「猛省」しなければいけません。
自分がどうするかの!?どうしたいのか!?が見えなかった第三打席。
ただ、その反省を生かしたのか、第四打席は右中間に2塁打を放ちました。
三打席目の反省が四打席にでたのであれば、それはそれで進化しているということになります。
試合の中で進化。
強い選手、凄い選手というのは、常に試合の中で進化します。
キーマンは少し進化したように見えました。
試合は4-1
数字的には盈進の快勝。
ただ、反省点が見つかった初戦。
でも好投手相手に、しっかりとバットを振り込むことができたので合格でしょう。
1週間後の次戦に向けて、しっかりと調整していただましょう。
2回戦は今週の土曜日。

対戦カードは・・・
■三次きんさいST
1崇徳-広島工大
2新庄-市立呉
■呉二河球場
1高陽東-盈進
2広陵-広島工
■しまなみ球場
1如水館-尾道商
2広島商-熊野
■東広島アクアST
1井口-竹原
2西条農-海田
2回戦勝てばベスト8です。
さて、あなたはどの試合が観たいですか?
楽しみな2回戦。
選手はしっかりとリカバリーをし、土曜日に備えよ!
「素人野球狂・宮迫」でした。
それでは、本日もワクワク笑顔でがんばっていきましょう!
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