2018グランドに立つ資格!
野球をプレーをするグランドに立てる選手とは?
まさか、そんなことを考えなくてはいけない事態が、勝てば甲子園という中国大会で起こってしまうとは・・・
これまで数多くのアマチュア野球を観戦させていただきましたが、こんなことは小学生の試合を見ても、ありませんでした。
あるとすれば、幼稚園のガキ大将が、我が物顔で競技を支配する場合に、時折起こる事態のような・・・
まさに、「幼児の振る舞い」と言わざるを得ない事態・・・
奥歯に者が挟まった言い方になっていると、なかなか伝わらないので、当該選手の今後の猛省、奮起、飛躍を願い記します。
場所は、県を代表して出場した中国大会。
また初戦ではなく、勝てば甲子園当確となる大事な一戦。
試合序盤から自分の思い通りにならないのは、随所に垣間見えていました。
自分の実力を発揮できない、もどかしさ、悔しさがあったのでしょう。
ただ、それを制御、修正できるのが、高校生。
それも傑出した実力を兼ね備えている選手だからこそ。
1点リードされ迎えた試合終盤。
本塁突入をはかった選手の通常のスライディングに対し、明らかに「嫌悪の顔」
また嫌悪の顔だけならまだしも、ダッグアウトに帰る途中に、当該選手を睨みつける・・・
挙句の果てに、ダッグアウトのラバーを右手で叩きつける!
この時点で心のコントロールは完全に崩壊していたのでしょう。
ここから悪行は更に加速します。
自らが招いた「ミス」で広げたピンチ。
自らの失敗は次のプレーで取り返す!というのが野球選手。
しかし、グランドの真ん中にいる当該選手は、明らかに苛立っている様子を周囲にふりまく。
スタンドにいる観客にも伝わる「苛立ち」は、守っている選手に伝播するのは当たり前。
そして、チームメイトが起こしたミスにグランドの土をを蹴っ飛ばす姿。
ミスは連鎖・・・
捕手が間合いを取ろうとマウンドにかけよるも・・・
それをグラブで追い返す仕草・・・
たまらず、ベンチから守備のタイムを取ろうと伝令が出されるが、それをも、拒否しようとする当該選手。
拒否するもタイムをとっているので、走る伝令。
「不穏な空気の話し合い」
ただ、マウンドに集まった選手が「話し合う」ということなど、できる余地はありません。
連鎖に連鎖を重ね、最後は自らがコールド負けとなるタイムリーを打たれたのですが・・・
不貞腐れ、一人だけ試合終了の整列をする当該選手。
審判もコールド負けの宣告を忘却してしまうほどの傍若無人ぶり。
中国大会の準決勝でコールド負けはあるの?と、ざわめくグランド内、スタンドの観客。
試合終盤は試合の内容どころではなく、一人の選手の傍若無人ぶりのみが際立つ、まさにあり得ない試合。
スタンドの観客は地方大会の試合としては異例の大観衆。
それは紛れもなく、当該選手を見たい!と集まった高校野球ファン。
その観客から発せられる、怒号、罵声・・・
異常事態!
「素人野球狂・宮迫」も、この悪態については、怒りを感じました。
グランドに立つ資格。
野球は団体競技。
チームメイトと協力し、スタンドで応援してくれている仲間の思いも一緒に持ちこみ、一丸となり、勝ちに向かう!のが野球。
野球が上手い、下手ということがグランドに立つ資格ではなく・・・
「仲間とともに一生懸命に勝ちに向かう姿勢」を持つものがグランドに立つ資格。
「仲間とリスペクトしあえること」がグランドに立つ資格。
その資格を持たないものは、いかなるものもグランドに立つべきではない!
それが世間を騒がす実力の持ち主でも!
メジャーリーグで活躍する大谷選手でも、そうした姿勢が見えないのであれば、グランドに立つ資格はありません!
もちろん大谷選手はそんなことは絶対に、間違ってもしませんが。
一人の抜きんでる選手一人では、野球はできない!
一人では野球ができない!
9人のプレーヤーがいて、はじめて試合が成立するのが野球。
また、その9人が一致協力して遂行していくのが野球。
大所帯の野球部であれば、グランドに立つ選手も、ベンチで準備をする選手、またスタンドで応援をする選手すべてが勝利に向かわなくてはならないのではないでしょうか?
また、それができなければ勝つことは難しいのではないでしょうか?
高校野球はもちろん最大の目標が甲子園。
ただ、その過程で高校生が様々な経験を積み重ね、成長していく「教育の場」でもあります。
今秋、高校野球最高峰の闘いの場で、こうした醜態がさらされたことを非常に残念に思います。
ただ、まだまだ未熟な高校生。
失敗は誰にでもあります。
この失敗を、自らが起こしたことに真摯に向き合うことが、当該選手の成長の第一歩とも考えます。
野球の練習をする前に・・・
「心を整える」
心を整え、そして身体を整え、ひと冬を越し、再び成長した姿を来春に見たいものです。
今回、これを記すことに躊躇はありましたが、こうしたことは決して許されない。
グランドに立つ資格。ということを自分自身にも確認するために、あえて記しました。
野球だけうまければよい!などということはあってはならない。
野球を通し、野球の技術の向上はもとより、仲間の大切さ、仲間のチカラの偉大さを学び、そして自分の行動には責任を持つことを学ぶ。
仲間に対するリスペクト。
ミスをカバーし合う。
野球を通して「人間形成」ができるのです!
そして、それが「グランドに立つ資格」だと「素人野球狂・宮迫」は考えます。
当該選手のとった行動は、仲間に対する冒涜、また周りで支えてくれているすべての方への裏切りにもなります。
真摯に自分を見つめ直し。
猛省。
ただ、当該選手の野球人生、人生はまだまだ続きます!
猛省から見つけ出したものを自分のものにできれば・・・
大きな飛躍に繋がるはずです!
史上最悪の試合を、1つの分岐点にできれば、これからどうしていかなければいけないかが見えてくると信じます。
今回の事態ほ受け、わたくしどもトレーナーも様々な選手の指導に当たらせていただいておりますが、技術的、身体的なことはもとより、こうした「大切なもの」についても伝えられるようにしていきたいと感じました。
人のふり見て、我がふりなおせ!
「素人野球狂・宮迫」でした。
それでは、本日も誠心誠意、心をこめて、笑顔で元気にがんばっていきましょう!
以下のブログも時間があれば、覗いてみてくださいませ。
「宮迫接骨院オフィシャルブログ」
http://blogs.yahoo.co.jp/miyasakonet
「宮迫接骨院オフィシャルホームページ」