93.コロナと急性外傷の相似関係!
新型コロナウィルスの蔓延拡大を防止するために、政府は人との接触を80%削減して欲しいと要請する。
なかなか難しい設定ではありますが、蔓延拡大防止には統計的には必要な数字なのだろう。
なにが難しいか?
土日の人の動きはずいぶんと制御できてきたとの報告もある。
ただ、問題は月~金の人の動き。
テレワークでできない仕事で、どうしても出勤しなければならない人々の動き。
80%削減と言われても、さて、これは非常に難問である。
仕事だから。
生きる上で必要な活動だから。
統計学的には80%削減できれば、2週間で蔓延拡大を大きく減少させることができる。とはいえ・・・
理解はできるが、仕事も休むわけにはいかない仕事もある。
統計学的に言えば、2週間100%、日本中が家に閉じこもれば、完全シャットアウトできるのだろう。
しかし、これはできない。
そこで昨日、治療をさせていただいた患者さんとのお話ででてきたぎっくり腰との相似関係。。
ぎっくり腰。
ぎっくり腰の治療はもちろん治療家側が奮闘するものである。
ただし、完全治癒を早期に迎えようとすると、患者さんと協力し、タッグを組む必要がある。
ぎっくり腰の患者さんに出す治療家側からの宿題。
活動自粛。
できるだけ安静にして欲しい。
と、いう自粛要請。
懸命な治療を施し、患者さんは「やってはいけない」ことを明示し、治療家側から活動自粛要請をだす。
ただ、この活動自粛要請は、得てして・・・
仕事だから・・・
と、すべてできない!と断られること多数。
治療家側の活動自粛要請を100%受け入れられる患者さんは、相当早期に回復することができる。
活動自粛要請を80%を受け入れられる患者さんは、早期に回復することができる。
活動自粛要請を60%を受け入れられる患者さんは、時期の想定は難しいが回復することができる。
活動自粛要請を全く受け入れられない患者さんは、回復する時期が想定できない。
と、なる。
新型コロナウィルスの蔓延拡大に出された政府の活動自粛要請とぎっくり腰の際の治療家側が提示する要請。
相似している。
生きるために行う仕事。
社会生活を行う上で必要な仕事。
どうしても休めない仕事。
そんなものがある。
統計学専門家は、そんなことをしていては蔓延拡大防止には相当の時間がかかるという。
ぎっくり腰の患者さんとの会話で、そんな話をした。
「言うは易く、行うが難し」
さてさて、禅問答並みの非常に難しい問題である。
なにが言いたいか?
活動自粛の意味はしっかりと理解できるが、なかなか難しい。
そして人々には様々な考え方が存在する。
その考え方をどれも尊重する!という社会に変貌を遂げた日本では・・・
自粛の強制力は発動できない。
でも、それでは蔓延拡大防止できない・・・
できる範囲で最大限の活動自粛、また蔓延防止策は講じる。
そしてできる範囲の範囲をできるだけ広げる努力。
そうすれば、ぎっくり腰の回復と同じような治癒への曲線が描けるのであろう・・・
さて、新型コロナウィルスの蔓延拡大にも努めますが、接骨院は様々な感染防止策を講じ、急性外傷で困っている方の治療をさせていただいております。
自粛生活が長引き、身体を動かさないことで、身体の痛みを発症する逆のパターンもありますので、皆様、くれぐれも身体の管理にはご注意くださいませ。
そして、どうしてもヤバいというときは、自己解決もよいですが、早期治療をすることをおすすめします。
また新型コロナウィルスの一日も早い終息を切に願います。
それでは本日も自分の身体は自分で守りながら、心をこめて、信頼を得られるべく、笑顔で元気に頑張っていきましょう!
以下のブログも時間があれば、覗いてみてくださいませ。
「体幹トレーニング&ストレッチ教室in呉・広島」
https://ameblo.jp/miyasakoproject
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