2022忘れられぬ夏!vol.3 カンタ編!

2022忘れられぬ夏!vol.3 カンタ編!

生粋の元気者、カンタ!

自由なカンタ!

3年前の夏、野球ではない簡単な不注意で大怪我を負う・・・

大怪我をしたとき、シニアの選抜メンバーに選出され、アメリカ遠征の前であった・・・

泣く泣くアメリカ遠征を断念し、治療に専念。

通院距離、車で30分強。

毎日、お父さん、お母さんの協力で酸素カプセルに入り、早期回復を目指した。

骨折の骨癒合が終わってからは、猛烈に痛いリハビリを行った。

呑気なカンタ!

元気なカンタ!

天然のカンタ!

歯を食いしばり、懸命にリハビリに取り組む姿勢は、恐れ入った。

このことでケガをしてはいけない。

不注意。ということが身体に染み込んだはずだ・・・

カンタとの出会いは、中学生になったときの腰の疲労骨折から・・・

疲労骨折の原因の一因に身体の柔軟性がないということがあった。

治療を終えたあとは、週に一度のmiyasako project reborn!でのトレーニング&ストレッチに参戦。

ケガをしない身体づくり、また、野球のパフォーマンスアップをするための体幹トレーニング、体幹連動トレーニングを行った。

また、並行して、打撃力向上のため、miyasako project reborn!「新・打撃道場」に参加。

週に一度、トレーニング&ストレッチと打撃練習に取り組んだ。

勉強は苦手だが、野球の練習になるとイキイキするカンタ!

1時間のバットを振り込むトレーニングも、休憩を挟まなくても問題なく、1時間があっという間に過ぎていった。

1カ月、2か月がたち、身体の使い方がうまくなると、スイングスピードも速くなり、打撃の飛距離もアップした。

「新・打撃道場」の主となったカンタは飛躍的に成長をし、中学3年になったときの進路選択で下関国際を選んだ。

もちろんmiyasako project reborn!だけでうまくなった!というつもりは毛頭ない。

カンタの野球に対する取り組む姿勢がこの向上を生み出した。

御両親の親愛なる愛に包まれて・・・

miyasako project reborn!卒業恒例の卒業合宿はコロナのため、開催中止。

その際、中学3年生卒業生一人一人に合わせて「お話」をさせていただいた。

各々の性格に考慮するため、個別に。

カンタは元来の明るさが取り柄。

人間、取り柄を取ってしまうと、残るものがなくなる・・・

自身の取り柄を最大に活かせ!と、カンタには言った。

下関国際に入学し、2年生の春にはセンバツ甲子園を経験。

順風満帆の滑り出しと思われた・・・

ただ、昨夏の山口大会では、まさかの初戦敗退。

昨秋の中国大会ではマサムネ率いる広島県絶対王者・広陵に惜敗し、センバツ甲子園の道を断たれる・・・

順風満帆から一転、崖っぷちの下関国際となった。

その崖っぷちの下関国際の中であっても、徐々にスタメンから外れることが多くなった様子・・・

高校に入学してからは、携帯電話の携行を禁止されている下関国際。

なかなか連絡をすることもままにならず、様子がわからずじまい・・・

御両親からは都度、連絡をいただくも、どうする手立てもないまま、夏の大会に・・・

夏の大会が始まるも、カンタの出番は多くない・・・

インターネット中継の画面越しにカンタをみても元気がないように思えた・・・

そんな中で掴んだ下関国際の「夏の甲子園の切符」

カンタは背番号は7ではあるが、出場は主に代打。

コロナ禍でベンチから出す声の制限もあるのだろうが、覇気が感じられなかった。

甲子園2回戦、3回戦、まだまだ元気がない!と思っていたが・・・

昨日の準々決勝、大阪桐蔭戦。

カンタは生気を取り戻していた!

大阪桐蔭戦では代打での出場も試合展開のためなかったが、ベンチからしっかりと声を出し、伝令役としても、しっかりと役目を果たした。

高校野球界絶対王者・大阪桐蔭を前にして、甦ったカンタ!

元気印カンタ!

そして、掴んだ甲子園ベスト4という偉業。

スタメンではないが、自分がしないといけないこと、しなければいけないことを行い、しっかりと自分の役目は果たしたようにみえた。

レギュラーだから凄い、ベンチ入りしたから凄い、そういうことではない。

そんな単純なことではない。

もちろんベンチ入りできなかったら悔しいだろう、スタメンでなかったら悔しいだろう、ただ、レギュラーだけで野球は成立しているのではない。

野球は9人だけでするものではない。

下関国際野球部全員で野球はやっているのだ。

野球の良さ。団体競技の良さは、仲間との絆であり、仲間とのふれあいでもある。

もちろんチーム内のライバル関係は必要ではあるが、メンバーが決定してからは、全員で自分の居場所を確認し、自身のすることをしっかりと行うことが大切なのだ。

カンタが、そのことに気が付いてくれれば、miyasako project reborn!にきていた意味もあると思っている。

そうしたことも、しっかりと指導してきたつもりだ。

いまの、自分の役目、役割はなんだ!?

それが理解できることができたら、より成長できると考える。

生粋の元気者、カンタ!

自由なカンタ!

呑気なカンタ!

元気なカンタ!

天然のカンタ!

ここに、プラスした大人になったカンタと甲子園で出会いたい。

明日の準決勝、近江戦。

準々決勝大阪桐蔭と同様、厳しい闘いになることはいうまでもない。

また、下関国際の目標であったベスト4に達成した、達成感が「怖さ」でもあるが、それを反転させ、楽しみながら、野球と戯れて欲しい・・・

準決勝を楽しむことができれば、下関国際の勝ちである。

準決勝のテーマは「楽しむ」

この記事をカンタが試合前に読むことはないが、試合が終わったあと、この記事を見ながら、甲子園の土産話を聞きたいものだ・・・

結果は問わない。

楽しむことができるか!?

これが準決勝の下関国際のテーマである。

カンタと出会って、5年あまり・・・

成長したカンタに合いに甲子園に行こう!

当初は予定していなかった甲子園の聖地、生観戦。

明日はmiyasako project reborn!精鋭部隊の活躍を自身の目で見届けてこよう・・・

カンタ、甲子園を堪能せよ!満喫せよ!

ユウトとともに、miyasako project reborn!卒業生が甲子園を走り回る姿を後輩たちに見せてくれ!

カンタ、ユウトは、いち選手ではあるが、すでに目標とされる選手となっていることを忘れるな!

準決勝の下関国際の躍動に期待!

カンタ・ユウトの結果だけでない、超絶躍動する姿を期待する!

素人野球狂・宮迫ではありますが、明日はmiyasako project reborn!トレーナー宮迫として、下関国際の闘いを聖地で見届けてきます。

宮迫、久々に「ちむどんどん」しています!

2022忘れられぬ夏!の続編は聖地から帰ってから、改めて記します。

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