2022忘れられぬ夏!vol.2 ユウト編!

2022忘れられぬ夏!vol.2 ユウト編!

マサムネのライバル、ユウト。

miyasako project reborn!の発祥のきっかけとなった選手マサムネと小学生時代、ライバルチームに所属しながら、週に一度は、miyasako project reborn!で切磋琢磨する。

互いを意識しながらも、ライバル心むき出しでトレーニング励む姿は、今でも忘れられません。

中学になり、硬式野球の道を選択するも、違うチーム。

ただ、シニアリーグとヤングリーグの違いもあり、チームとして多くの接点を持つことはありませんでしたが、週に一度のmiyasako project reborn!では引き続き、トレーニング。

互いのことを意識しつつ、自らの意志を持ち、トレーニングに励む。

約4年間、週に一度は顔を合わせ、トレーニング。

高校はマサムネが広陵に、ユウトは下関国際を選択。

違う道を歩き続ける2人でしたが、目標は、似た景色。

広陵と下関国際で、二人とも主力となり、公式戦で相まみえたのは、昨秋の中国大会。

センバツ甲子園を懸けた一戦。

互いを意識しつつ、似た景色の目標をかけた対戦。

それは中国大会の準々決勝。

勝てば、甲子園に近づくという、どちらかしか甲子園にいけないという闘い。

小学生時代からライバルでありながら、他県の高校に進学し、甲子園を懸けた闘いはないと思われたが、まさかの中国大会での対戦。

「絡まる糸」

軍配は広陵にあがり、下関国際に勝った広陵はセンバツ甲子園に大きく近づく。

下関国際は、無念の甲子園行きならず・・・

広陵マサムネに軍配!

マサムネはこのあと、明治神宮大会で決勝で大阪桐蔭に敗れるものの、全国準優勝、そしてセンバツ甲子園出場を決めた。

明治神宮大会のあと、マサムネと話したときに中国大会の感想を聞いたのですが、一番苦しんだ闘いは下関国際であったと。

ユウトはマサムネを超えることはできないのか!?と思われたと思われた昨秋。

季節は流れ今夏。

広陵は英数学館にまさかの敗戦・・・

一方、ユウトは下関国際の4番打者として甲子園に。

そして、昨日・・・

甲子園準々決勝で、昨秋マサムネが敗れた大阪桐蔭との対決・・・

戦前の予想は、大阪桐蔭の圧倒的優勢。

何の因果か、miyasako project reborn!に立ちはだかる大阪桐蔭。

昨日の試合をみた人は、様々な感想を持っていると思います。

トリプルプレーがあり、追いつ追われつの大激闘。

タイムリーエラーをしたユウトが9回に逆転タイムリーを打つというまさに漫画張りのシナリオ。

ユウト、大阪桐蔭に勝ってしまいました!

この試合のキーポイント2つは・・・

1つ目は・・・

1回、大阪桐蔭の攻撃。

余裕アリアリの試合序盤、1回に2点をとり、その余裕感は、増す・・・

2点をとって、なお1死1.3塁。

ここで大阪桐蔭が丁寧に攻撃して、3点目の加点があったら・・・

この試合は大きく違ったものとなっていたのではないでしょうか。

この場面で大阪桐蔭がとった作戦は・・・

盗塁。

重盗も視野に合った攻撃ではあったかとは思いますが、1塁ランナーはあっさりと、盗塁死。

2死3塁と形勢を変え、この回2点どまり。

これは下関国際にしてみれば、とてもとてもありがたかった!

もちろん下関国際の橋爪捕手の好送球というものもありましたが、大阪桐蔭の雑な攻めが、このあと、重くのしかかる・・・

この盗塁死で請求の安定がなかった古賀投手が少しずつ息を吹き返す。

2番手で強気の仲井投手がいることを考えていれば、もう少し丁寧な攻撃で加点したかった大阪桐蔭。

2つ目は・・・

下関国際の継投。

6回の頭から仲井投手の登板かと思われましたが、古賀続投。

制球を徐々に乱していた古賀。

1点を取られ、2死満塁、バッターは大阪桐蔭の主砲4番丸山。

この絶体絶命の場面での投手交代。

これで一本出ていたら・・・

この試合、大きく動いていたでしょう。

この場面で強気の仲井投手は最速146キロのストレートで三振!

これはシビレました!

1点ビハインドではありましたが、このピンチを脱したことで下関国際に流れは傾く・・・

この三振が、7回のトリプルプレーに繋がる・・・

大阪桐蔭の投手継投の遅れ、点差が広がらない不安、大阪桐蔭が徐々に余裕をなくしていく・・・

そして、9回表。

5回裏に手痛いタイムリーエラーをしたユウト。

そのユウトに最高の場面が提供される・・・

1死2.3塁で打者はユウト。

解説者はスクイズも!などと言ってはいましたが、ここでのスクイズは考えられません。

ここまで下関国際の打線はほぼ全員がノーステップ打法。

バットも振り切る!というものではなく、コツコツ当てていく戦法。

イッツ・スモールベースボール。

ただ、その中で4番のユウトだけは、ノーステップ打法ではなく、いつも通りステップをしていました。

そんな打者にスクイズはありえない。

初球の120キロのスライダーをファウル。

2球目、前田投手渾身のストレートは145キロで外角に外れる。

タイミングは遅れていない。

そして、3球目・・・

2球目よりは6キロ遅い、139キロのストレート。

当たりは決してよくはありませんでしたが・・・

前進守備の大阪桐蔭の二遊間を転がり、センター前に・・・

逆転!

どうしても追い越すことができなかった下関国際が、9回の土壇場で、4番ユウトの一撃で、試合をひっくり返す!

涙が出た・・・

あのユウトが・・・

優等生に見えるが様々な顔を持つユウト。

そのユウトが・・・

最高の場面で、最高の結果を!

この一撃で昨秋、今春、今夏の3連覇というグランドスラムを狙っていた大阪桐蔭を撃破!

マサムネが昨秋決勝で敗れた大阪桐蔭に、勝った・・・

miyasako project reborn!が総力をあげて大阪桐蔭を撃破!(笑)

これは言いすぎですね。(笑)

高校野球界絶対王者・大阪桐蔭をユウト率いる下関国際が、撃破!

はい・・・

感無量です。

試合後のインタビューを受けているユウトをみて、涙が止まりませんでした。

ユウト、おめでとう!

そして、ありがとう!

小学生からみさせていただいてるユウトが甲子園という大舞台で、最高の結果を出し、大阪桐蔭に勝つなんて・・・

この仕事をしていてよかった!と心の底から思える夏です。

昨秋から大阪桐蔭にまつわる「糸」はマサムネで絡まり、ユウトが解いてくれました!

ユウト、アッパレ!

下関国際、アッパレ!

忘れられぬ夏。

思い出深い夏。

ユウトの活躍に、野球の神様に感謝・・・

ありがとう!

2022忘れられぬ夏!vol.3 カンタ編!に続く・・・

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