「野球で起こりやすい障害・ケガ」vol.7

本日は、投球動作時の「肩肘」の負担について考えてみましょう!

投球動作は、「6期」に分類することができます。

この6期については、いろんな言い方がありますが、わたくしは、以下のように理解しております。

1.始動期

2.ワインドアップ期

3.コッキング期

4.加速期

5.リリース期

6.フォロースルー期

昨日、閲覧した方は、試してみられましたか!?(笑)

座学ではわかりにくいことは、身体を動かしてやる!

これ大切です!

座学ではわかってと思っていても・・・、いざ自分が身体を動かしてみると・・

案外できないこと、多いものです!

よって実習!ということが必要となります!

前置きが長くなりましたので・・・

それでは、まずは、簡単に解答!!!

投球動作時、肩肘のどこに負担がかかるか!?

始動期       負担なし

ワインドアップ期  負担なし

コッキング期    肩関節前面

加速期       肩関節前面、肘関節内側

リリース期     肩関節後面

フォロースルー期  肩甲骨周辺、手指

どうですか、負担のかかる場所は、試した場所と同じでしたか?

これが一番簡単な説明になります!

もちろん投球動作というのは「全員が一緒」ではありません!

よって、あくまでも基本形の投球動作の場合です!

人によって、箇所が変わる場合はあります。

ただ、その基本を知ることが大切です!

それでは、今度は少し、専門的に解説します!

これでも、一応、宮迫も専門家ですから!(笑)


1.始動期 2.ワインドアップ期

特別な肩肘への負荷は加わらない

3.コッキング期

肩の外旋が強調される

よって、

肩後方の三角筋,棘上筋,棘下筋,小円筋が収縮

↓↓↓

前方関節包や肩甲下筋は引き伸ばされる

↓↓↓

肩前面痛の原因となる

4.加速期 

肩の外旋から内旋の動きが強調されて、広背筋、大胸筋、大円筋が収縮。

↓↓↓

腕が前方に移動するときには、肘関節内側にも負荷が加わります。

5.リリース期

肩の内旋と前腕の回内が強調されて腕が前方に振り出されるため、

肩後方の筋が収縮しつつ牽引されるというエクセントリックな力が生じます。

よって、肩後方に痛みが発生したり、ときには肩甲上神経を圧迫(棘下筋萎縮の原因)したりします。

6.フォロースルー期

腕が振り抜けて肩甲骨の外転が強調され、手指は遠心力によって血行障害を起こすことがあります。

あくまでも基本!

この基本をベースに、投球障害が出た場合、投球時のどの場面で「痛めたのか!?」を考えます。

場合によっては、シャドーピッチングや本当の投球動作を確認して、障害部位のチェック、起因を探ります。

そして、それらを踏まえて・・・

治療計画を立て、治療、そして回復期にはいってからのリハビリ計画、リハビリを遂行します。

vol.1~vol.6から繰り返し、申しました、

「計画・実行」です。

ただ、治療するのではなく、しっかりとした計画を立て、実行する!

治療家はもちろんこと、指導者・保護者にも理解が得られ、三位一体で実行できた場合は、野球障害からの回復は順調に進みます!

そして、一度起こってしまった野球障害の再発防止!にも役立ちます!

少し長く喋りすぎてしまいました・・・(笑)

それでは、明日の「野球で起こりやすい障害・ケガ」vol.8に続きます!

それでは今日も基礎基本を忘れず!

今日も笑顔で元気にがんばりましょう!!!

以下、「宮迫接骨院オフィシャルホームページ」もよろしくお願いいたします。

http://www.miyasako.net/

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次