昨日行われた広島大会準決勝!
2試合とも白熱した闘いが繰り広げられました!
それでは、久々「素人野球狂・宮迫」解説いきますっ♪(笑)
長いですから、覚悟してどうぞっ♪♪♪(笑)
読まれない方は、ここで退散してくださいませぇ~♪(笑)
第1試合「広陵vs新庄」
新庄 100100400 6
広陵 100100000 2
この試合の印象は・・・
外野守備が大変忙しい試合・・・
太陽の光があったということはあるのでしょうが、外野手の守備が両校とも「ドタバタ」とする試合。
エラー表示はでてなくとも、両校の監督さんは「苦虫を潰す思い」をされた場面がチラホラ・・・
そんな印象でした。
初回、新庄は3番西島の三塁打、4番阪垣のタイムリーで先制。
幸先のよいスタートをきった新庄ですが、その裏、投手のエラーからピンチを招き、3番佐野のタイムリーを許し、あっさり同点。
なお、2死1塁から広陵が仕掛けた盗塁。
これは明らかにスタートが遅く、完全にアウトのタイミングでスタート、悠々アウトという、ちょっとした「もったいなさ」があり攻撃終了。
2.3回は比較的落ち着いた展開。
そして、4回試合は動きます。
新庄の攻撃。先頭西島がセンター前ヒット。続く初回にタイムリーを打った4番阪垣に送りバント。これがエラーを誘い無死1.2塁。
ここで、この試合を左右したのではないかと思われるプレーが・・・
広陵の守備。無死1.2塁で牽制で誘い出したランナーをアウトにできない・・・というプレーが・・・
これを刺していれば・・・
野球にタラ、レバはありませんが、広陵にとっては非常に惜しいワンプレーとなりました。
このワンプレーのあと、試合が動きます。
送りバントで1死2.3塁。
ここで、6番佐々木が打った打球はレフトのファールグランド方向に飛ぶフラフラした飛球・・・
当然、3塁ランナーはタッチアップの態勢。
レフトは打球を一目散に追いかけ・・・キャッチ・・・しかし転倒・・・
2死。
ただ、3塁ランナーは浅いレフトファールフライでしたが、レフトが態勢を甚だしく崩してのキャッチだったため、タッチアップ!
悠々生還!!!
このワンプレーも議論がわかれるところです。
1死2.3塁。打者は6番。取ったら得点を許してしまうファールフライを取るか!?取らないか!?
回は4回。1-1の同点。試合展開は膠着している状況。
ファールフライをとったレフトはもちろん、責められません。
が、これが秋の県大会。
まだ実践経験が乏しい新チームの大切な、大事な場面で、ファールフライをあえて取らない!という選択肢はレフトにはなかったのではないでしょうか。
外野手の守備の準備!
試合展開を読みながらの外野手の守備の準備!
これは実践経験を積み重ねて、失敗をして、考えて、身についていくもの。
もちろん、そのファールフライを取らず、次にタイムリーを打たれたり、展開が悪くなることもあるでしょうから、どちらが正しい!ということはありません。
ただ、新チームで「この時、どうする!?」ということの準備は秋の大会、新チームホヤホヤでは、難しいことだと考えられます。
でも、だから野球は面白いんです。
これで展開は新庄に!と「素人野球狂・宮迫」は感じました。
ただ、その裏・・・
絶対王者広陵は、先頭の5番打者太田が二塁打。バントで送り、続く7番松原が初球をタイムリーヒット。
またまた、あっさりと同点・・・
広陵の絶対王者たる由縁の一端を感じる場面。
ただ、その後、2死一塁から、スチールを敢行。
作戦的には同点に追い付いたあとの2死からのスチールは大いにあるのですが・・・
なにせ、スタートが、遅すぎる・・・
明らかにスタート失敗の感じですが、ランナーはスチール。
悠々アウト。
初回、4回と得点された後に、すぐに追いつく広陵はさすがですが、その後の「スチール失敗」が悠々アウトということは、広陵らしくない場面でした。
ただ、これも新チーム間もない時期。
選手がスチールのサインが出て、明らかにスタートが切れなかった場合に「踏みとどまる」という判断がまだできていないのではないか!?と思える場面でした。
「強制盗塁」のサインがでても、明らかにスタートが切れなかった場合は、自重する。
これは春の県大会、夏の県大会になり成熟したチームになると、強豪校のどのチームもできるようになると思われます。
秋の県大会というのは、こういうプレーを成熟させる期間でもあります。
ただ、勝負は「今」ですから・・・そこが高校野球の難しいところであり、面白い一端です。
ここから、また試合は膠着するのですが、新庄の山岡投手の初球の入り方が非常によくなりました。
投球の組み立てが変わった?というくらいの配球の変化。
今夏の田口投手になんだか似ている感じの「新庄・山岡投手」
最速140キロを超す速球にスライダー、チェンジアップを交え、熱投!
立ち上がりから、各回の先頭打者、また各打者の初球の入り方が、マチマチでバランスの悪い投球が続いていましたが、5回からは、ギアチェンジをしたのか、配球を思考したのか、非常に安定した投球になりました。
この調子で放られると、強打広陵にしても、なかなか得点のチャンスは掴めません。
一方、広陵の投手陣ですが3投手を擁する盤石の投手陣。
20番をつけたエース広兼。5.6回を攻守にも助けられながら、無難に抑える。
試合が落ち着きかけはじめた7回に試合が動く・・・
5番奥田がショート内野安打で出塁。バントで1死2塁。
7番藤本の代打がレフト前へ。
ここで記録には残らないミスが広陵にでて、「かんちゃんヒット」2塁打、ミスと続き・・・大量4失点。
広陵は投手交代。
展開は新庄に・・・
明らかなミスではない記録に残らないプレーから展開が大きく動いてしまった感じでした。
その後は、4得点で5回から別人投球をしたいた「新庄・山岡投手」がより調子づき一層安定した投球をみせ、新庄勝利!
中国大会の1枚目の切符を手にしました。
広陵側から見れば、スチール、守備で「らしさ」を出せず敗退・・・本日の3位決定戦にまわります。
続く、第2試合。
崇徳 001000004 5
尾道 000201100 4
9回に「まさか!」が起こり・・・崇徳の逆転勝ち!
9回1死になった時、球場の誰しも、崇徳のダッグアウトはもちろん、応援団も「負け」を覚悟し、明日の3位決定戦がチラついていたと思われます・・・
かく言う「素人野球狂・宮迫」も、試合終了後に、北須賀監督に質問する項目を考えてメモをしていました。
9回1死になった時・・・
3点リードで迎えた9回。
尾道が勝っていたら、語ることもものすごく多く、試合の「岐路」があったのですが、あの展開で負けてしまったら・・・この試合の岐路は間違いなく9回になります。
ただ、9回1死から何が起こったのか!?
試合を凝視していた「素人野球狂・宮迫」も、わ・か・ら・な・い・・・(汗)
3点リードで迎えた9回。
5回1失点の好投先発の小倉を6回の先頭からスパッ!と交代し1年生平川投手に。
タイプの違う両投手が好投し、試合の展開も、流れも、尾道ペース。
4回に逆転したあとも、6.7回にどちらも3塁打を起点に着実に加点。ダメ押しともいえる加点をし3点リードして最終回に。
そして、その最終回も先頭打者をセカンドゴロ。1死。
9回1死ランナー無。3点差。
試合展開からみても、ゆっくり尾道勝利・・・と思われたところから・・・
センター前、レフト前ヒットで1死1.2塁。
ここで「伝令」
いいタイミングで間合いをとった!北須賀監督さすが!と思いました。
「素人野球狂・宮迫」は、この伝令について北須賀監督に聞いてみたかったのです。
勝っていれば・・・
続く、4番藤原に・・・厳しく狙ったコースだったのでしょう。これがデッドボールに・・・
この場面、厳しく攻める投手心理は充分に理解できます。
1死ではありますが連打の後、投手も力が入ります。
ただ、このデッドボールは痛かったか・・・
岐路を考えると・・・このデッドボールになるのか!?
1死満塁。
続く5番石橋がセンター前へ・・・
ただ、ワンヒット2点ではなく1点止まり。
ここまで1死から重ねられたヒットはデッドボールを挟みますが、「3本で1点」
この時、投手が3本で1点なら・・・「ラッキー」と思えれば・・・いいのですが・・・
この時点で「まだ2点リード」
打者は下位打線に向かう。
6回から下位打線にはヒット1本しか打たれていない。と考えられていれば・・・
なかなかそうもいかないですよね・・・投手心理というものはとても難しいです・・・
2点リードしているけど・・・あと2つアウトを取れば勝てる!
満塁であれば、内野ゴロダブルプレーで試合終了と思えればいいのですが・・・
続く6番高原に・・・ライト線のツーベースヒットを打たれ・・・まさかの同点・・・
でも・・・まだ同点!
後続を断って9回裏の攻撃だぁ~!と思えればいいのですが・・・
そう簡単にはいかないですね。
1死2.3塁。同点。
打者は7番。
試合が終わり冷静に考えれば・・・作戦として崇徳の「スクイズ」は考えられるわけです。
冷静であれば・・・
ただ、9回1死ランナー無、得点差3点の状況から、一気に同点にされ、1死2.3塁で、冷静になれ!というのは困難というより「できない」ことです。
その状況下で、崇徳のとった作戦はスクイズ。
尾道バッテリーの「虚」をつく、完璧なスクイズ成功。
画して、9回に一気に試合がひっくりかえりました。
なにがこの試合を決めたのか!?
だれにも答えはわからない・・・
ただ、結果的に言えることは・・・崇徳の「粘り」
と、いうことになるのでしょうか・・・
勝負は下駄を履くまでわからない!
そんなことは合点承知の助!!!
ただ、下駄を履かずとも、、、、と思いたくなる試合でした。
崇徳ファンには大変申し訳ないですけど、「素人野球狂・宮迫」もショックで言葉を失いました・・・
しかし、「素人野球狂・宮迫」ですから、そんなことは言っていられません。
崇徳ナインの諦めない、食らいつく精神に拍手!
ナイス粘り!でした。
崇徳、中国大会進出決定!!!
そして、本日、いよいよ決勝戦と3位決定戦がコカコーラウエスト球場で行われます。
10時から3位決定戦。尾道vs広陵。
12時30分から決勝戦。新庄vs崇徳。
本日決勝戦ではありますが、注目のカードは・・・「3位決定戦」になります。
3位校は中国大会への切符が得られます。
中国大会の切符=甲子園の道。
どうしても中国大会に行きたい、尾道、広陵。
勝利目前で破れ精神的ダメージがある尾道が、どんな態勢で広陵と対峙するか!?
1日しかありませんが、北須賀マジックで尾道選手たちのモチベーションをどこまであげられるか!?
尾道ナインの甲子園への執着はあるか!?
悔よ悔よ、なんてしていられません!!!
しっかりと精神状態を立て直して、いざ広島県絶対王者広陵に立ち向かえ!!!
広陵は強敵です!
エース広兼投手を打ち崩すことはなかなか難しいです。
コントロールの良い広兼投手のファーストストライクに挑め!
新庄高校は積極的にファーストストライクを打って捕らえました!
試合の流れはあろうかとは思いますが、昨日のショックを振り払い、いつも通りの尾道野球をすれば、必ず勝機は見えます!
打者でいけば、1番の赤川君を封じ込めること。
そして、昨日の試合で3安打と気をよくしている5番打者太田君を封じ込めること。
太田君は捕手でもありますので、気分良く仕事をさせないためにも「1番赤川・5番太田」に注意しながら・・・
おっと・・・尾道贔屓の記事になっておりますね・・・(汗)
ただ、精神的には広陵有利の状態なので、お許しくださいませ・・・
尾道、広陵ナイン!3位目指して、我武者羅にがんばれっ!!!泥臭くガンバレ!!!
両校の健闘を祈ります!!!
そして決勝戦ですが、中国大会を見据えての「闘い」になります。
投手起用について、2番手投手の状態確認という手段もありますね。
中国大会で雌雄を決する!と考えれば、中国大会出場を決めている両校がエースの手の内を見せないという起用も考えられます。
ただ野手に関しては「ガチ!」で闘わないといけません!
中国大会まで本気で試合ができるのは「わずか」です。
調子を落としている選手、好調の選手、選手たちの調子状況はあろうかとは思います。
優勝をすることは当然目標ですが、結果より内容重視の決勝戦。
しっかりとした内容の決勝戦を期待シマス!!!
ちと、調子に乗り過ぎて長文になってしまった「素人野球狂・宮迫」でした。(笑)
それでは10時からの3位決定戦に負けないように!
今日も笑顔でガンバリマショウ!!!
以下、「宮迫接骨院オフィシャルホームページ」もよろしくお願いいたします。 http://www.miyasako.net/