第95回全国高等学校野球選手権記念大会・第6日目!

まずは、昨日の結果から!!!

1.丸亀高(香川)1vs7横浜高(神奈川)

神奈川大会で桐光の松井を下した横浜の初戦に注目した第1試合。

安定感抜群の試合運び!!!

全く相手を寄せ付けない横綱相撲で丸亀を撃破!!!

2.日大山形高(山形)7vs1日大三高(西東京)

第2試合は日大兄弟対決!!!

日大山形が東北魂をみせつける!!!

これでなんと「東北勢」は4連勝!!!

一昔前の東北勢は「組み易し」なんて言ってられない東北勢はいい感じっ♪

3.花巻東高(岩手)9vs5彦根東高(滋賀)

引き続き登場の東北勢「花巻東」

なんと、東北勢破竹の5連勝!!!

本日の秋田商が勝てば・・・東北勢すべてが初戦を勝つ!!!という偉業!!!

本日の秋田商に期待っ♪

そして、昨日のメインイベント!!!

4.明徳義塾高(高知)2vs1瀬戸内高(広島)

瀬戸内は守備で勢いをつける「守備の攻撃力」で勝負!!!

注目のスタメンは、広島大会決勝戦再試合で殊勲の一打を放った「大町太一」が5番に昇格!!!

再試合での「守備の攻撃力」の体現者「堀龍太郎」が8番サードで出場。

打線の組み替えで、得点力アップをはかろうとした小川瀬戸内。

今ベストの布陣で、甲子園初戦14連勝の常勝明徳と対峙!!!

山岡投手がベストの投球をすれば、そう得点を重ねられることはない。

怖いのは、立ち上がり、そして初球というお話は昨日いたしました。

まずは、山岡投手の立ち上がり・・・

ストレート、変化球とも、少し上づる感じ。そして制球力にかける・・・

これはまずい・・・と思った初回。

早くも「守備の攻撃力」が発揮されます。

1死1.2塁、バッターは4番。

初回から大ピンチ!

ここで山岡投手は変化球でゲッツーをとる投球術。

まんまとはまり、ピッチャーゴロ。1-6-3のおあつらえ向きのダブルプレーと思ったら・・・

1-6-

ショートの送球がファーストへハーフパウンドの難しい送球に・・・

ヤバい・・・と思った、その瞬間、、、ファーストの佐藤が好捕!!!

ピンチを救う「守備の攻撃力」

この勢いで、攻撃に!!!

この試合5番に昇格した「大町太一」が1死後、ヒット、続く北吉に続くリードオフマンタイプの山本がヒットで続く。

7番岩城がセーフティー気味の送りバントを成功させ、2死2.3塁。

ここで、再試合の立役者「堀龍太郎」が登場。

初回の守備の攻撃力から、再試合の立役者でこの試合打順をあげた大町太一がヒット、そしてチャンスで再試合もうひとりの立役者堀龍太郎。

舞台は揃った!!!

しかし、明徳の岸投手の「高めを使った投球術」にしてやられる。

なんとなく、堀龍太郎にも打てる気配はありましたが、岸投手の「高めを使った投球術」は高校生離れしたものがありました。

この回、無得点。

2回から調子をあげる山岡。

3回、またしても「守備の攻撃力」

ランナー1塁でセーフティーバントが1塁線に転がる・・・微妙なところに転がったものの、山岡投手が全力疾走でバント処理。

ベースカバーの北吉が丁寧にまわり、事なきを得た。

このプレー、簡単そうに見えたものの、とても難しい難易度の高いバント処理。

この試合2度目の「守備の攻撃力」を発揮。

4回、先頭打者のセンターの頭を超えそうな大飛球をバックスクリーン手前でセンター吉本が好捕。

3度目の「守備の攻撃力」を体現する瀬戸内。

広島大会決勝戦を思わせる緊迫した展開・・・

ペースは瀬戸内ペースになる!と判官贔屓もありますが、そうとらえられた瞬間でした。

ただ、この直後・・・悲劇が・・・

5回の先頭打者6番宋くんの初球・・・

安易とはいいません、簡単にともいいません、ただ、あまりにもおあつらえ向きなボールが真ん中に・・・

山岡投手が気をつけることは「立ち上がり」そして各回の先頭打者、そして各打者の初球。

立ち上がりはなんとか修正ができた。そして徐々に自分のペースを掴みかけていた5回。

打順は下位から。

瀬戸内がどこまで明徳を分析していたかはわかりませんが、明徳の高知大会のチーム打率は「0.261」5試合で25得点。本塁打0。

これくらいの情報は当然、もっていたはずです。

いや、これ以上の情報をもっていたはずです。

バッターは6番。

前の打席は・・・

外角ストレート、ストレート、2球で追い込み、外角のスライダーで釣り、4球目の外角スライダーで三振。

調子は上向いてる。少し「楽な回」と考えてもおかしくない場面。

宋くんの攻め方は前の打席を参考にして・・・となったはずです。

すべて外角のストレート、ストレート、スライダー、スライダーで三振。

初球の入りは、スライダー。この入り方には問題はないでしょう。

ただ、このスライダーをどこに投げるか!?

前打席の三振をとったコース、もしくは外角にきっちりとコントロールされれば、なんの問題もなかったでしょう。

ただ、そのスライダーは、いわゆる「真ん中」にはいってしまいました。

前の打席で三振をとられたスライダーを狙いに来る!というのはある程度想定できるところですので、コースを丁寧に!ということは初球の入りとしては考えなくてはいけなかったところ。

ファーストストライクを狙っているのはわかっていましたから。

打球はレフトスタンドへ・・・

実はこの宋くんは、去年の甲子園でも本塁打を打っている強打者でした。

高知大会での本塁打ゼロの情報はあったとは思いますが、昨年の甲子園での本塁打の記録までは持ち合わせてなかったか・・・

この「初球」はなんとも、残念なボールとなりました。

山岡投手にしても「痛恨の1球」になってしまいました。

この痛恨の1球が影響したか、その後、制球が不安定に。連続してフルカウントなってしまう。

内野安打を許した後、バント処理をあの山岡投手が悪送球をしてしまうという嫌な展開。

デットボールで1死満塁。

ここで、ワンストライクツーポールから馬渕明徳監督はスクイズのサイン!

名将のスクイズのタイミング!

やりますねぇ~♪

難しいスライダーで、スクイズはファールになってしまいましたが、ここの場面は見ごたえがありました。

この展開は瀬戸内に風?とも思わせる感じに・・・

ここで状態万全の山岡投手であれば、「三振を取りに行く!!!」投球になるはずでした。

ただ、本塁打を許した後の後遺症ということもあったかとは思いますが、ストレート、スライダーの制球は、抜群!とはなりませんでした。

スクイズファールの後、レフトフライ。

「守備の攻撃力」をみせつけるとき!!!ではありましたが、送球がわずかに1塁方向に逸れ、写真の通り、わずか数センチで・・・2点目を献上。

瀬戸内にとっては非常に苦しい2点となりました。

ただ、まだ試合が決定的になったわけではありません。

6回表の瀬戸内の攻撃。

瀬戸内の核弾頭北吉のライト前ヒット、送りバント、そして3番沖繁のレフト前タイムリー。

瀬戸内の得点パターンで失点後、1点を返す。

1死ランナー1塁で4番佐藤。

このチャンス、勢いで一気に!!!といきたかったのですが、ツキは明徳に・・・

ピッチャーライナーのダブルプレー。

流れを食い止め、引き戻そうとした場面でのダブルプレーは、明徳にもう一度流れが・・・

明徳の岸投手、2年生ながら、非常に卓越した投球術「高めを使った投球術」は見事でした!!!

瀬戸内山岡投手も100%のデキとはいえませんでしたが、随所にプロ注目の片鱗をみせつけました。

瀬戸内核弾頭北吉選手の躍動!

甲子園1回戦でぶつけるにはもったない好カード。

実力的には瀬戸内が上回っていたように感じましたが、勝負の運は・・・非情です。

馬渕明徳の甲子園初戦15連勝の波に飲み込まれた小川瀬戸内。

非常に非常に残念ですが、瀬戸内初戦敗退です。

しかし、今年の瀬戸内には本当に感動をさせていただきました!

広島大会初戦から意地悪をされているかのような組み合わせをいただきましたが、広島のすべての強豪校を撃破。

広島大会で全国に感動を与えた「決勝戦」「決勝戦再試合」

甲子園でも最後の最後まで感動を与えてくれました。

結果は非常に残念ですが、瀬戸内ありがとう!

「素人野球狂・宮迫」も瀬戸内高校に火をつけられ、調子にのり、長文駄文を書き連ねてまいりました。

そろそろ「素人野球狂・宮迫」も休息に入りなさいということかもしれないですね。(笑)

小川瀬戸内高校、大変おつかれさまでした!

そしてありがとうございました!

それではお盆休みの方もたくさんいらっしゃるとは思いますが、宮迫接骨院は今日もがんばりますっ♪

瀬戸内球児が与えてくれた感動に感謝をしながら・・・今日も笑顔でがんばりましょう!!!

「素人野球狂・宮迫」でした。

以下、「宮迫接骨院オフィシャルホームページ」もよろしくお願いいたします。    http://www.miyasako.net/

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