「草野球肩」
野球肩は聞いたことがあるけど、「草野球肩」なんて聞いたことがない!とお叱りをうけそうですが・・・(笑)
これが結構多いのです。
では、まず「草野球肩」の定義からいきましょう!!!
あ、これ、あくまでも「宮迫定義・草野球肩」
日常生活では全く支障がなく、投球動作時のみに投球肩に疼痛を発症するもの。
これ、やっかいですね・・・
何がやっかいかと申しますと・・・
常に痛い、日常生活に支障がある場合、患者さんはすぐに治療にとりかかることが多いです。
が、この日常生活に支障がないという場合・・・治療のとっかかりが大変出遅れてしまうのです。
また投球動作時のみに痛いわけですから、草野球をしている時間すべてが痛いわけではなく、
その日の打ち上げ(飲み会)をしているあいだに「肩痛」のことを忘れてしまうのです。
で、翌日治療にくるかといいましたら、やれ仕事が・・・やれ用事が・・・と、治療は先送り先送りと・・・
通常、疼痛が出てすぐの治療開始をすれば、たいていの疼痛は緩解し治癒いたします。
ただ、疼痛出現から治療のとっかかりに、時間がかかりますと、その部位そのももの治療だけではすまなくなってしまうものが多くなります。
そうなれば、時間経過で治療が難しくなることはもちろん、余分なこともしなくてはいけなくなりますし、治癒期間は大幅に延長されます。
その負のスパイラルで・・・
「完璧な草野球肩」が完成してしまい・・・
投球時痛完全消去!!!ということは困難極まりないことになります。
肩痛が発生している場合は、3日前の「野球肩・総論」でお話した、ローテーターカフであったり、関節唇であったり腱板、
その周辺筋が炎症、障害をうけていることに変わりはありません。
それを放置しているわけですから・・・
頭は現役時代のまま、身体の衰えを感じてはいるけど、認めたくない「つわもの」が草野球肩になりやすいです。(笑)
現役時代は毎日の練習、入念なウォーミングアップ、クールダウンを施して練習、試合にとりかかっていたものが・・・
草野球では、グラブをつけるのは、週に1度、いや月に1度という選手もたくさん。
体力筋力が衰えているのに現役当時の「感じ」で、ろくなウォーミングアップもせず、クールダウンはビールでシマス!なんて「つわもの」だらけ・・・
そんな状態で練習、試合にはいれば・・・結果はおのずと・・・わかりますよね・・・(笑)
さて、治療家として・・・単刀直入に言わせて頂ければ・・・
「そんなものは治らん!!!」です。(笑)
治るプロセスを完全放棄しているのですから・・・
もし、本気で治したいと思っている方には、方法は伝授します。
ただ、その方法はとても根気がいりますし継続しなければ意味がないものです。
こちらが与えた課題を黙々とこなし、かつ自分の都合ではなく、適切な日に治療にくることです。
こんな話をしたら誰も治療にこなくなるのですが・・・(笑)
ま、治るものは治るといいますし、治らないものまで治る!とは自信をもっていえません。
自分本位の考えでは「草野球肩」は絶対に治りません!!!
ただ・・・
わたくしの言うことをキチント聞いて行動していただければ・・・
「難治・草野球肩」も治ります!!!
さて、ここまで言うと、ま、治療にこられる方はいらっしゃらないとは思いますが・・・(笑)
覚えておいて欲しいことが何点か・・・
1.ウォーミングアップ、クールダウンは入念に行うこと。
2.キャッチボールの前に、身体をあたためる運動(ランニング等)をしっかり行うこと。
3.キャッチボールの時間をしっかりとること。
4.痛みの出た練習、試合の翌日は必ず通院をすること。
以上の4点を守っていただければ、少しは「難治・草野球肩」の痛みが和らぐでしょう。
わたくしは決して治らないといっているのではありません。
わたくしの言ったことを順守していただける人のみ、治るということです。
「難治・野球肩」大変やっかいです。。。
肝に銘じて・・・野球を楽しく!!!やってくださいませ・・・
野球は楽しい!!!スポーツですからねっ!!!
以下、「宮迫接骨院オフィシャルホームページ」もよろしくお願いいたします。