2013イチロー

昨年末、NHKでイチローの特集が放映された。

見た方も多いだろう・・・

黙して語らないイチローがNHKに胸襟を開いた。

大変興味深い内容であった。

「瞬間的な結果を求めるために、貫いてきた信じてきたものを崩すことはしない」

それは自分の信じてきたもの、生き方を否定することになるから・・・

一昨シーズンに連続200本安打記録が途絶え、年齢が40歳に近くなったことで、周囲は「イチローも歳には勝てない!」と騒ぎ立てる。

昨シーズンはその騒ぎ立てる者たちの声に耳を傾けず、ひたすらに黙々とトレーニングをするイチローのの姿があった。

そして挑んだ昨シーズン。

打撃の微妙なズレの修正。打席の位置を大幅に後ろにずらし、挑んだ。

思考錯誤の中で、シーズン当初の心境として最初の言葉を吐いた。

昨シーズンの4月好調。しかし、なにかが違う・・・

イチローは自分の状態に苦しんでいた。

イチローの不安は5月にはいり、当たってしまう。

また、それに連動するわけではないだろうが、シアトルマリナーズのチーム状態の悪さ。

長年馴れ親しんできたチームとの決別。

周囲のいまさら違う環境で!?という言葉にも耳を傾けず、信念を貫く。

イチローの信念。

「難しいボールに挑み続ける」

簡単なボールを簡単にヒットにするのではなく、難しいボールをヒットにしてしまうイチロー。

わざと詰まらせたり、さきっぽで打ったり、相手の守備位置を確認して、どこに落とすかを決めて打席にはいるイチロー。

これは「生き方の問題」ともイチローは言う。

野球人というよりも・・・野球道を突き進むように思える。

ゲーム開始5時間前には球場入りをして念入りに身体のケアをする。

そして、自宅に備え付けたトレーニング機器を使い、自宅にいる場合は毎日シーズン中でもトレーニングを欠かさない。

40歳と言えば、第一線からは遠のいてしまってもおかしくない年齢。

視力、筋力の衰えは、実際かなりきていると考えられる。

それでもイチローは挑み続ける。

イチローのことを野球をしている多くの人は天才と呼ぶ。

確かに類まれな天性、素質を有していることに異存はない。

ただ、その天性、素質に胡坐をかいていないのが、イチローである。

天才と呼ぶのは簡単だが、イチローは努力をし続けているのである。

昨シーズン、マリナーズからヤンキースに移籍した。

その移籍初戦がマリナーズであった。

通常、メジャーリーグでは移籍した選手に対して、強烈なブーイングを浴びせるのが常である。

ただ、イチローはマリナーズ本拠地でヤンキースのユニフォームを着た初戦で・・・スタンディングオベーションで迎えられた。

これは異常なことである。

それはイチローが過ごしたシアトルでの生活が、成績が、すべてのファンに認められたということなのであろう。

球場に足を運び、結果に対して「ものをいう」ファンがいる。

ファンがあってのプロ野球、メジャーリーグではあると思うが、そういう見えない努力の部分を垣間見ると、そんなことは誰も言えない。

メジャーリーグのファンは大人である。

ファンのプロである。

2013年のイチローのシーズン。

40歳という年齢の闘い。

そして求め続ける自分のとの闘い。

そう長くプレーをすることは難しいかもしれないが、イチローは挑み続ける。努力し続ける。

たくさんの日本人メジャーリーガーがいるが、今年はイチローから絶対に目が離せない。いや離してはいけない!

がんばれイチロー!!!

ヤンキースのユニフォームを着たイチローを今年はぜひ、生で観たい「素人野球狂・宮迫」でした。

以下、「宮迫接骨院オフィシャルホームページ」もよろしくお願いいたします。

http://www.miyasako.net/

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