いよいよ夏の甲子園の予選、広島大会まで20日を切りました!
予選が始まるに当たり、各校で「20人」のメンバー発表が行われたはずです。
昨年も同時期に記しましたが・・・
メンバーに入れた選手、入れなかった選手の悲喜こもごも・・・
甲子園への道は、まずは自分達の高校内でのメンバー争いから始まる。
ベンチ入りできるメンバーは「20人」
たいていの学校で、この「20人枠」に入る闘いが行われています。
特に3年生にとっては最後の大会。
この大会のメンバー入りというのは、非常に大きな意味を持ちます。
小学生、もしくは中学生から野球を始めた子供たちの「第一の大成」になります。
高校を卒業して大学、社会人、プロ等で本気で野球を続ける選手は・・・
どうでしょう、半分程度でしょうか・・・
と、いうことは、その他の半分の選手にとっては、大成ではなく「集大成」になります。
本気の野球は高校で終わり!と決断している選手が約半数程度いるということになります。
ハッキリとした数字はわかりませんが、ザックリ高校3年生野球部の半数は、この夏の大会が「集大成」になるわけです。
その集大成の大会に、メンバーに入れないということは・・・
非常に辛いことです。
酷い受け取り方をすれば、これまでの自分の野球が認められなかった!という解釈にもなりかねません。
勝負の世界ですから、そうした挫折はあること!
ではありますが・・・
これは経験をしたものにしかわからない「壮絶な挫折」です。
この挫折に対して・・・・
昨年も記しましたが、監督をはじめコーチ・指導者にして欲しいことがあります。
配慮。
ただただ甲子園を目指して!ということではなく、小学生中学生の時から、続けてきた「野球人生の集大成・大成」になろう大会のメンバー漏れした高校生に。
勝負の世界ですから、3年生を優先してメンバー入りさせろ!などという暴論は言いませんし、考えてもいません。
ただ、3年生でメンバー漏れした選手に対する配慮をして欲しい・・・と・・・
どうした配慮が正しいかはわかりませんが、ショックをうけている選手たちに対する「リスペクト」は必要であるように思います。
監督、指導者がをからすれば、リスペクトに値しない選手もいるのかもしれませんが、「集大成・大成」という意味での「お言葉」があれば、救われる選手がたくさんいるように感じます。
なにもかも、苦難、挫折に対して手を差し伸べるのもいかがかな?とも思いますが、挫折を糧にできる言葉を与えて欲しい!!!
一緒に汗した高校野球生活を振り返るだけでもいい・・・
監督・指導者、そして周りを取り囲む大人たちは、そんなことをして欲しい・・・
この時期になると、いつもそんなことを感じます。
自分の体験でもあるから、より強く思うのかもしれませんが、この挫折をすぐに反骨精神に転化できる選手はいいのですが、なかなかどうして、そんな簡単にはいかないものです。
甲子園の予選は「20人」で闘うわけですが、もちろんメンバー漏れした選手たちも一丸になる!ということも必要です。
その一丸を出すためにも監督として必要なことではないかと感じています。
各監督さんも苦渋の選手選択をして出したことだとは思いますが、監督、選手の間で、もし「溝」があるとしたら・・・
チームにとってもよくないこと!だと思います。
選手が溢れかえっている高校、選手が足りない高校、強豪といわれる高校、ベスト8を目指す高校、初戦突破を目指す高校、各校で目標は違います。
ただ、どの高校においても、メンバー選択が必要で、そうしたショックをうける高校3年生選手がいます。
その選手たちも含め「一丸」となるキッカケを監督・指導者は作る必要があると思います。
教育的配慮。
勝負の世界にはふさわしくない言葉かもしれませんが・・・
現実を受け入れる訓練!とも言えるのかもしれませんが・・・
この「メンバー発表」については、大人たちが工夫をし、これを契機に選手たちを一つにまとめる!くらいの行動が必要に思います。
メンバー漏れした選手が自校を心の底から応援できる態勢作り!
これは監督、指導者の務めであります。
メンバー漏れした選手が次なる目標に向けて、踏み出せる下地を作る!
そしてメンバー漏れした選手も含め、一丸となり夏の予選に挑む!!!
野球人生の節目になる高校3年生ですから!
メンバー漏れした選手諸君!
胸を張れ!!!
君たちがここまでがんばってきたことは決して無駄ではない!
これから20日間はメンバー入りした選手諸君が全力でプレーできる環境作りに務めろ!!!
そして大会が開幕したら、メンバー選手のサポートをしっかりしろ!!!
それが君たちの、今できること!
です。
心からそう思っている、「素人野球狂・宮迫」です。
広島大会予選前に「いつも去来する気持ち」です。
「素人野球狂・宮迫」でした。
それではメンバー漏れした選手にエールを送りつつ、今日も笑顔でがんばっていきましょう!!!
以下、「宮迫接骨院オフィシャルホームページ」もよろしくお願いいたします。