野球肘。
これは以前、「野球で起こりやすい障害・ケガ」全22回にわたりお伝えいたしました。
「野球障害」=「予防ができるもの」
「野球外傷」=「予防ができないもの」
投球時の肘痛は野球障害に入り、予防できるもの。と分類いたしました。
では、どうしたら予防できるのか!?
できるだけわかりやすく簡単にお伝えできなければ「野球肘の根絶」「野球障害の根絶」は不可能ということになります。
野球肩・野球肘を発症する患者さんの柔軟性(開脚度)
当院に来院される「野球障害」の患者さんと身体の柔軟性について、データをとってみると・・・
やはりでました!
野球肩・野球肘を発症する患者さんの開脚角度の平均は「92度」
野球肩・野球肘を発症していない患者さんの開脚角度の平均は「112度」
開脚角度で約20度の差が発覚!!!
肘と股関節、肩と股関節は身体では遠く離れていますが、身体は連動して動いています。
身体が硬いと、その連動性が阻害され、肩肘に負担がかかることが証明されることになります。
以前から、よく言われていたことではありますが、こうしたデータがでてくると、よりその「意味」の大きさがわかります。
逆の言い方をすれば、身体に柔軟性があると「肩肘に負担がかかりにくい」とも言えます。
柔軟性だけで「野球障害」が予防できるわけではないですが、柔軟性は非常に大切です。
野球肘、野球肩を発症した球児には「身体の柔軟性」とともに診ていく必要があります。
では、どうしたら「柔軟性」が獲得できるのか!?
そんなことを考えていたら・・・
今、自分がしなければいけないことが、ハッキリとみえてきました。
仕事には終わりがありません。
やらなければいけないことがたくさんあります。
身体の柔軟性の必要性。
どうしたら柔軟性が獲得できるのか。
データはとるだけでなく、データは活用してはじめて有効になります。
マニュアル全盛時代の昨今。
できるだけシンプルな長文でない簡単な「野球障害撲滅マニュアル」作成に向けて精進します。
それでは寒さが厳しくなった広島ですが、今日も笑顔で仕事に邁進しましょう!!!
以下、「宮迫接骨院オフィシャルホームページ」もよろしくお願いいたします。