死者72名、行方不明2名。
未曾有の大災害に見舞われた「広島」
お亡くなりになられた方のご冥福を祈るとともに、行方不明の方の一日でも早い救出を願わずにはいられません。
そして、同じ広島県人として、何かお役に立てることはないか!?
日々、自分の行動には優先順位をつけておりますが、広島の緊急事態!
ボランティア活動で少しでも何かのお役に立てれば!との思いで・・・
有志たちが集い、8月31日、現地災害ボランティアに参加してきました。

7時40分。ボランティア活動を行う人の集合場所へ。
ボランティアの受付は8時30分とのことですが、すでに集合場所には大勢のボランティアで溢れていました。
当日の新聞にはボランティア活動の難しさ、ボランティア本部の苦悩!などという記事があり、心配もしていたのですが・・・
広島県人の底力を見ました!!!
日曜の早朝にこれだけの人が集まれる広島。
また、受付時間前にもかかわらず整然と待つボランティアの方々。
ボランティアのボランティアをするリーダーボランティアの活躍。
災害から10日以上経ち、ボランティア態勢も整った感はありました。
素人ボランティアはボランティア本部の言う事を聞く!
これは大原則です。
2000人を超すボランティアの方々が、統率なく動くと、逆に混乱をきたします。
ボランティアの逸る気持ちはわかりますが、ここは冷静な行動を!
わたくしが見る限り、昨日のボランティア陣は、本部の言う事をしっかり聞き、行動していたように見受けました。
受付では氏名、電話番号、ボランティア保険の有無を記載し、スタンバイ。
ボランティア本部が、決めた場所に6人1組で動きます。もちろん場所により2組12人での行動となる場合があります。
わたくしが派遣された場所は「安佐南区緑井」
住居に侵入した土砂の搬出です。
ボランティアリーダーの指示に従い、12人が協力して土砂を搬出します。
慣れない力仕事で最初は戸惑うこともありましたが、なんと申しますか・・・
「みんなのチカラ!」で次々と土嚢に土砂を積め、土嚢リレーで搬出。
その土嚢もすぐに4トントラックがきて回収!
見ず知らずの方々とも、意気を投合して!!!
昨日は天候にも恵まれており晴天での作業。
みなさん汗だく!ではありますが、泥だらけではありますが、なんだか、みなさんが輝いて見えました!
見た目怖そうなオジさま、お兄さん、そして女子大生、女子高生も長靴を履いて、スコップを持って、各々声をかけあいながら・・・
ダンプの運転手、タクシー運転手も自分の仕事をしっかりとしておられました!
少し年齢の高い方もいらっしゃいましたが、そんな方も、できることをできるだけ!と一生懸命ボランティア活動に参加!
汗をかき、休憩をしている時には、ご近所の女子高生でしょうか・・・3人組がスポーツドリンク、お茶の無料配布。
「お疲れ様です」「水分補給どうぞ」
もちろん笑顔で!
なんだろ・・・この感覚。
被災地は残酷で過酷な場所ではあるのですが・・・
みんなで、この災害を乗り越えよう!という広島県人のチカラの結集のように思えました。
まさに「チーム広島!」
被災地はいまだ危険とされる場所は自衛隊、警察、消防というプロが強力タッグを形成して当たる。
そして比較的危険がない場所、また重機がはいらない場所、そして土砂を取り除く人がいない箇所にボランティアの手が入ります。
官民一体!
官も広島県だけでなく、全国からの応援をうけ、猛烈な勢いで復興、復旧にあたっています。
民も様々な形での支援が行われています。
ボランティア活動は今のところ広島在住の方に限定をされています。
これはボランティアが大量に被災地はいると統制がとれなくなり、かえって能率が下がってしまうということなのでしょう。
ボランティア本部はこれからも随時、適宜、的確な情報収集、そして情報発信が求められます。
でも、広島はきっと復活します!
ボランティア活動は受付時間の時差もあり、また現場の状況で派遣された場所で終了時刻も違います。
バスの送迎場所に移動するとき、ボランティア同志が、互いに「おつかれさま」「がんばって!」「がんばろう!」という声があちらこちらで聞こえます。
もちろんわたくしも、おつかれさま!ごくろうさま!を何度も・・・
予定の土砂撤去が終了し、再び送迎バスに乗り込み、ボランティア終了。
ここでバスを降りた時、ボランティアのボランティアさんたちが出迎えてくれます。
「お疲れさまでした」「ありがとうございました」
言い方は不謹慎かもしれませんが、ボランティアのボランティアさんは満面の笑顔でした。
その笑顔をみたら、疲労感も和らぎます。
もちろん、こちらはボランティアではいっているわけですから、こちらも「おつかれさま」
被災地。もちろん多数の方々を飲み込んだ土砂は憎いですが、今、その被災地にたくさんの善意と感謝が蔓延しています。
ヘンテコなものの蔓延は許せないですが・・・
「善意と感謝」の蔓延。
ボランティア終了後は、長靴の清掃、消毒。
そして手洗い、イソジンによるうがいをボランティアのボランティアのチカラでさせていただき、業務終了。
微力ではあります。微力ならなくてよい!?
決してそうではありません。
ボランティアリーダーさんのお言葉。
「微力ですが無力ではないですよ!」
この言葉は強烈に胸に沁みこみました。
微力の結集!
それこそが広島の底力!
善意と感謝の気持ち!
それこそが日本の底力!
ボランティア活動をさせていただき、逆にチカラいただく!とは少々情けない気もありますが・・・

この活動に参加させていただいたことに感謝!
これから、復興、復旧に向けてはまだまだ「マンパワー」が必要と思われます。
今のところ、物資の不足はあまりないものと理解しています。
ただ土砂撤去という微力は必要!
微力だからしない!ではなく、無力じゃないからやる!の精神がいましばらく必要と思われます。
行方不明者の早急な救出を願うことはもちろんですが、安佐南区、安佐北区の早期復興のお手伝いを広島県人は無力ではないからやろうではありませんか!
「善意と感謝に満ち溢れた被災地」をこれからも応援いたします!
がんばろう広島!
「2014夏チャレンジ!富士山編」は明日より再開いたします!
それでは今日も笑顔でがんばっていきましょう!
以下、「宮迫接骨院オフィシャルホームページ」もよろしくお願いいたします。