午後4時にスタートした富士山登山。
5時間という紆余曲折を経て午後9時に山小屋に到着。
2時間という山小屋の苦闘を経て、午後11時いざ、出陣!
目指す山頂到着予定は・・・午前4時30分。
真夜中の約6時間にわたる行軍です!!!
7合目山小屋から目指すところは、まずは、8合目。
真っ暗やみの中に放り出された「素人登山家・宮迫」

スタート早々に「第二の試練」がやってきます。
やはり、疲労、そして睡眠不足は気力を奪います。
そして、夕闇ではなく、暗闇の世界。
ヘッドライトの明かりを頼りに、足元だけみつめて歩く岩場は・・・
キツイ!!!
歩き始めて、わずか1時間程度で、このまま岩場が続くのであれば・・・
山頂まで岩場が続くのであれば・・・
「リタイア」もあるな・・・と頭にマイナス思考がよぎる・・・
ポジティブが売りの宮迫ですが、どこまで続くかわからない岩場は・・・
「恐怖」にも感じました。
ただ、ここでも、頼りになる福岡男性が「ご来光はキレいみたいですねぇ~♪」
「今日は天気がよいから絶対キレいですよぉ~♪」と、弱音を吐く宮迫を励ましてくれる。
「この岩場いつまで続きますかね?」
「もうすぐですよぉ~♪」と。
福岡男性の励ましにより、踏ん張る宮迫。
ガイドさんがもう少し、道のりについて解説してくれていれば、もう少し気持ちが楽にはなったのでしょうが・・・
ガイドさんも、あまり喋るガイドさんではなく、必要なことのみを発するガイドさん。
休憩をとりながら、2時間30分程度かけて、午前1時30分。ヘトヘトになりながらですが・・・
なんとか8合目山小屋に到着。

しかし、この時、40人の同志の中で遅れをとっている女性が・・・
8合目で、遅れをとっている女性を待つ。
参加している女性は母娘コンビ。
娘さんは元気であるものの・・・
母に極度の疲労が・・・
弱冠45歳の男子宮迫が苦闘している中、その母の年齢は50代後半か・・・
娘との思い出登山にきたようで、母娘で登頂を目指している。
本体に遅れること、約30分。
心配する娘さん。
そしてガイドさんと母娘が話し合い。
8合目から、残り2合。
時間にして、約3時間。
本体が少し遅れ気味に登っている状態。
このままのペースでいくと本体がご来光に間に合わない。
本体のペースは、ここから少しあげていくとのこと。
8合目は分岐点になります!!!
ペースをあげていく!という言葉にはわたくしも、ダメかもしれない・・・と思わせる言葉。
ガイドさんは、こう言いました。
「今からペースがあがると、これからますます遅れると思われます。」
「無理をすれば、このまま登頂はできるかもしれませんが、下山が大変になり、できなくなってしまうということが考えられます。」
そうなのです。
登頂だけ!の体力ではいけないのです。
下山時の体力も考慮して登らなくてはいけない!
8合目では、ガイドさんが、そのことを強く言われました。
下山の体力がどれだけいるかわからない状況で下山時の体力のことを言われても難しい。
また、残り2合にどれだけの体力がいるのかもわからない。
わたしでさえ、そう思ったのですから、8合目で30分の遅れをとった女性には・・・
ガイドさんは無理ではないか!?という判断になったようです。
ガイドさんは、母に「決断」を促している。
この場(8合目)で登頂を断念し、時間調整をして、下山道に入る。
山頂からではなく、下山道から「ご来光」を見る!
母は、「登ります!」「登らせて下さい!」と頼み込むように話をしていましたが・・・
「思い」だけでは、いけないのが登山の基本。
登頂という目標はあるが、元気に下山するというのが、一番の目標である!
母娘は短い時間でしたが、いろいろと話をしていました。
そして出した結論は・・・
「登頂断念」
苦渋の決断だったと思います。
せっかく8合目までたどり着いたのに、断念する気持ち、わかります!
ただ「元気に下山する」が一番の目標。
母娘の思い出の登山は登頂という結果にはなりませんでした。
その他、この8合目で、数名がリタイアを決断。
40人の同志でしたが、やはり全員で登頂成功!というのは難しいようです。
かくいう、自分も、リタイアを考えないわけではありませんでした。
それはあと2合にどれだけ体力がいるか!?
また下山にはどれだけの体力がいるか!?がわからないから・・・
不安を抱えながら・・・でも、やっぱり登頂したい!という気持ち。
複雑な気持ちで、第一の分岐点になった「8合目をスタート!」
ただ、ここからは岩場ではなく、登山開始時の「軽い石」の足元になっていたことは、唯一の救いでした。
残すところ、あと2合。時間にして約3時間の登山!
午前1時30分からの8合目からのスタート!
はたして、大いなる不安を抱えての「素人登山家・宮迫」のトライは成功するのか!?
つづく・・・
それでは今日も笑顔でがんばっていきましょう!
がんばろう広島!
以下、「宮迫接骨院オフィシャルホームページ」もよろしくお願いいたします。