午後4時に富士山登山スタート!
絶景、疲労、試練、意地、様々なことを経て、午後9時、40人の同志全員、7合目山小屋に到着!
山小屋とは・・・
仮眠をとる場所。また食事をとる場所。
今回、「素人登山家・宮迫」がチャレンジしたのは、比較的ゆったりの初心者登山成功コース!
7合目、もしくは8合目で仮眠をとり、ご来光にあわせて山頂を目指すプラン。
山小屋に到着して、まずしたいことはといいますと・・・
靴を脱いで、靴下を脱ぐ!という行為をしたい宮迫。
5時間の登山の疲労を癒したい!と思う宮迫。
ただ、その行為、思いは無残に打ち砕かれます!!!
山小屋に到着するなり・・・
「はい、靴を脱いだら、このビニール袋に靴をいれて!」
40人の同志の他に、先着の登山客も多数。
山小屋はごったがえしています。
もちろん下駄箱があるわけでなく、また靴を間違えてはいけないので、ビニール袋に入れることは仕方ないでしょう。
ただ、次の言葉に・・・絶句!
「カバンを開けないでください!」
通常、宿に到着したら、荷物の整理、着替えなどしたいものです。
また、持参物の確認もあるでしょう。
ただ、靴をビニール袋にいれたら、カバンをあけるな!
これは、荷物が散乱して、どれが誰の持ち物かわからなくなるから!なのでしょう。
そんな状況ですから、残念ながら、その場の写真がありません。
なにせスマホを出す余裕もありません。
そして、奥から詰めて!と到着、靴を脱いだ者順に、順次、奥に詰めていき、テーブルの前に着席。
着席した、すぐ横に10キロのリュックとビニール袋にはいった靴を置く。
隣とは肘が触れ合う距離。
隣とは通勤ラッシュの電車並みの距離で鎮座。
そして・・・宿主が発します。
「はい、今から食事をしていただきます。」
「本日はカレーですが、カレーのおかわりは1度まではOK、今あるカレーは「中」です。大中小のおかわりが1度だけできます。ただ、水のおかわりはできません」
「水は貴重なので、もし、水のおかわりがいる方はご自分の水を飲んで下さい」
かりそめにも、態度がよいとは言えません。
いえ、はっきりと言うならば・・・接客態度は赤点です。
疲れた登山客に対して、とても残念な口ぶり。
ま、毎日、疲れた登山客の相手をしているから仕方ないのかもしれませんが・・・
5時間の登山をして、おなかがすいているので、かりそめにも美味しいとは言えないカレー。
わたくしは「大」のおかわりをいただいて・・・
そして、食べ終わるかどうか!?というタイミングで、「はい、片づけます」と。
速攻晩御飯終了!
「はい、では食べた方から、横になっていただくスペースにはいっていただきます。」
仮眠をとるスペースは・・・
簡単に言うと、自宅にある「押し入れ」の2段目!に入る感じです。
高さは、約1メートル。
奥行きは2メートルといったところでしょうか。
食事を終えたものから順次、「押し入れ」に押し込まれ・・・
180センチの宮迫が奥に頭を入れ込み、横になると・・・
案の定、足の指先は、「押し入れ」からはみ出す狭さ!!!
そして極めつけは・・・
横幅。
まず、「上向きに寝てみてください」と宿主がいい・・・
上向きに寝て、片方に荷物と靴をおいたら、それが「横幅」です。
一人の横幅が決まったら、次の人を入れ、横幅を決める。
できるだけ「詰め込む」形で、押し入れにいれていきます。
同志のひとりが、、、
意を決して発言!
「あのぅ~、寝返りは打てないんですか?」
宿主は・・・
「はい、寝返りは打てません!」とピシャリ!
とは、いうものの、到着して以来、カバンもあけてない、着替えもできていない、スマホも取り出せないという状態。
横幅が決まった者から、順次、座った状態で荷物をあさる。
やっとの思いでスマホを手にし、写した写真がこれです!

なかなかわかりにくい写真ですが、これは寝床から横になって撮った一枚。
非常に圧迫感、なんとも言えぬ汗臭さが沁み渡り・・・
疲労感は増していく!(笑)
7合目の仮眠なので、出発時間は「午後11時」
食事をした後、わずか1時間30分程度の仮眠になるのですが・・・
仮眠どころか・・・息苦しい!!!
ただ、こんな状況下でも、猛者はいますね。
横になったとたん・・・
「ガァ~、ガァ~!」とイビキをかくツワモノがいました!(笑)
いつもは左向きで眠り始める宮迫ですが、左を向けば、すぐそこには髭面の知らない同志が横たわっている・・・
届きそうな寝息に、ゾッ!としながら・・・(笑)
その髭面の同志は、堂々とイビキをかいていますが、もちろんそんな状況下で眠られるほど宮迫は豪快ではありません!(笑)
スマホを少しイジりながら・・・
でも、スマホの明かりが、他の人の迷惑になるということで、スマホで時間潰しをすることは不能。
画して、仮眠、休息の「山小屋」は、「素人登山家・宮迫」にとっては、過酷な仮眠!過酷な休息!になってしまいました。(笑)
5時間登山の疲労、そして山小屋での過酷な仮眠で、宮迫のテンションはゲキ下がり・・・
1時間半という時間が・・・とても長く感じ・・・疲労感を倍増させる結果となりました。
そして午後11時。
宿主が「はい、11時です。起きてください」と。
とても事務的に、かつ「早く出発しなさい」と言わんばかり・・・
寝る時に出発の準備もできていないわけですから、そんなにすぐに支度はできない。
まして、外気温の状況もわからない。
何を着ていけばよい?
外は寒い?
山頂の気温は?
不安だらけで・・・でも急がされるので、とりあえず、カッパを防寒着として着てでよう!と決め、そそくさと外へ。
7月末。富士山7合目。半袖Tシャツと長袖Tシャツ、そしてカッパという出で立ちで外へ!
午後4時から5時間の登山。山小屋の過酷な食事、仮眠で2時間。これから山頂への道のりは「6時間」
はてさて、疲労、睡眠不足の「素人登山家・宮迫」は果たして、本当に登頂に成功できるのか!?
また40人の同志は、全員登頂できるのか!?
相当な不安を抱えて、午後11時、山小屋を去る「素人登山家・宮迫」であった・・・
つづく・・・
それでは今日も笑顔でがんばっていきましょう!
がんばろう広島!
以下、「宮迫接骨院オフィシャルホームページ」もよろしくお願いいたします。