受付・城の軌跡!~起承転結~
1月10日に告知いたしましたが・・・
午後の受付嬢・城が3月末をもって退職します。
いよいよ、城の宮迫接骨院勤務の「最後の日」がみえてまいりました・・・
本来なら高校野球真っ盛りであり、この時期は「素人野球狂・宮迫」の出番ではありますが・・・
わたくしにとっては、それよりも大事なことなので・・・
わたしの人生にあって娘の次に、会話をし、対話をし、指導した城の成長記録を「起承転結」として記させていただきます。
「起の巻」
約13年勤めてくれた前任者が、引越をするという理由で退職。後任探しをしましたが、見つからず、職業安定所に募集をかけました。
そして、面接をした人数を正確には覚えていませんが、5~6人と面接をさせていただき・・・
わずか15分程度の面接で、なにがわかるか!?
本当に難しいことです。
その関門をクリアしてきたのが、城。
平成19年(2007年)7月に受付嬢として採用。
高校を卒業したばかりの城。
世間、世の中を知らない「まっさらな城」
採用の決定打は、成長をするだろう!ということでした。
ただ、この城が成長するまでには、こちらの想定を越える時間がかかりました・・・(笑)
まずは、服装。
宮迫接骨院では院内上着については準備をしましたが、下については自由。
自由を与えると、こんな格好をするか!?という格好で受付をしておりました!
いまでは笑い話ですが、当時は、相当に怒りを覚えたことを思い出します。
髪の色。
もちろん自由ですが、受付嬢としての限度というものも越えておりました。(笑)
前任者がわたしより10歳程度上で、安定感抜群であったため、当時、通院していた患者様からは、
「なんでこんな子、雇ったん?」と言われること、一人二人ではありませんでした。
やはり、服装・髪の色というのは、相手に与える印象が大きく変わるということを城は勉強したと思います。
もちろん個性の時代、どんな服装や髪の色をしても自由。
ただ、自由には責任が伴う。ということを城は学んだはずです。
患者様から、様々な苦言・提言を言われると、逆に腹も立ちますし・・・
城を徹底的に教育しよう!と決意させてくれたのは患者様です。
このくだりは、受付嬢をして、わずか1カ月程度のうちにです。
それまでは、服装・髪の色については、深くは触れませんでしたが、社会の厳しさを含め、厳しく指導しよう決意。
退職してもよい!いや、退職するのなら少しでも早く!という感じで・・・
まずは、「社会人としての自覚」
挨拶をすること、そして、時間をまもること。
仕事はできなくてもよい。
ただ、この二つは、仕事以前の問題で、誰にでもできること!として、厳しく徹底をしました。
社会人として、この二つができれば及第点とも考えていたので、来た時の挨拶、患者様に対する挨拶、帰る際の挨拶、口が酸っぱくなるほど言いました。
そして、「仕事の意味」を徹底。
本来、アルバイトであり、その時間、勤めたら時給をいただける!
その感覚を是正!
宮迫接骨院のためになれ!と徹底しました。
「時給以上の働きを見せろ!」といいました。
これは、いまではパワハラにあたるのでしょうね・・・(汗)
ただ、時間を過ごしてお金をいただく!だけでは寂しすぎるぞ!と。
労働とはお金のためだけでなく、人生を豊かにするため!
宮迫からではなく、患者様から、「ありがとう」と言ってもらえる動きをしろ!と徹底。
ただ、高校を卒業して、社会のことが全くわかっていなかった城には、ピン!とくるはずもなく・・・(笑)
この当時、城がわたしのことをどう思っていたかは退職後に聞いてみたいと思います。(笑)
「うるさいおっさんじゃのー!」と絶対に思っていたはずです。
「仕事の意味」
厳しく徹底をして2か月程度で音を上げるか・・・と思っていましたが・・・
ま、お金のこともあったかとは思いますが、なかなか辞めません!(笑)
ある意味「根性はある」
違った意味での「性根はある」
と、判断できたのは雇用して5カ月くらいだったでしょうか。
そして、それからは厳しさだけでなく、社会の様々なことを娘のように教え始めました。
雇用して初めて迎える年末。
年末の挨拶、年始の挨拶。
何度も何度を言わせ、覚えさせました。
この年末の恒例の挨拶は昨年末も行われ、ある意味「笑い」になっています。
今年の年始。
笑いながら、しっかりとできました。
「挨拶」の意味。効力。
凄まじいものがあります。
この意味をしっかりと理解できた城は、今後も忘れないでいてくれると思います。
ただ、大事な二つのもう一つ、時間をまもる。ということについては、そう簡単に体得できるものではありませんでした・・・(笑)
城の成長には多くの時間を要しました・・・(笑)
「起承転結」の「承」につづく・・・
それでは、本日も笑顔で元気にがんばっていきましょう!