第106回全国高校野球選手権広島大会完結

広島県絶対王者広陵、優勝。
勝って当たり前と言われながら勝てる広陵。
今大会は盤石の闘い!とは言えない闘いであった・・・
圧倒的な強さをみせることなく牙を剝くことなかったが勝ち切った。
全国区の投手陣。
エース高尾は盤石。
また高尾以降の投手力強化が全国制覇への道であった。
春の県大会を高尾抜きで勝ち切り・・・
中国大会もほぼ山口、堀田の2枚の投手リレーでつないだ。
この成果が夏の大会の決勝の場面でおとずれた・・・
ピンチを招いた高尾投手の後を引き継ぎ、山口登板。
それも2点差、2死満塁での登板。
中井監督も「酷な登板」をさせますね(笑)
そして、カウントを悪くする・・・
なんとかツーストライクスリーボールまでこぎつける・・・
2死満塁ツースリー。野球で一番盛り上がる場面です。
異様な声援となるマツダスタジアム・・・
と、ここで・・・
2年生のときからマスクをかぶる只石捕手がタイムをかけ、マウンドに・・・
「絶妙の間」
これぞ「野球の間」
解説の濱田さんは、ストライクを取ったあとのタイムですから、どちらに転びますかね!?と言いましたが・・・
「野球の間」
「只石の間」
この間が作ったものは・・・
「異様なスタジアムの声援の小休止」
声援に流されることを嫌った?只石の間。
この間は、広陵山口にとって、非常に「気の利いた間」「慌てない間」となりました。
そして、優勝後のインタビューで、あの時はなんと、声をかけたのですか!?という質問で「思い切ってど真ん中にこい!」と言いましたと・・・
間もそうですが、かける言葉のチョイスが素晴らしい。
この三振は、只石の三振といっても過言ではありませんでした。
山口アッパレ!只石アッパレ!
常に高尾があっての広陵との論評があるなか、昨日は、その高尾を山口が救う。
磐石の投手陣が県大会の決勝という舞台で完成。
さて、広商サイドから試合をみてみると・・・
野球には不思議な勝ちはあるが、不思議な負けなし。という言葉がある。
負けるには敗因があります。負けに不思議はありません。
ただ、精一杯やったプレーですから誰かに責めを負わせるものでもありません。
昨日の試合は、昨年の決勝よりもとても痺れる、とても緊迫感のある最高のゲームでした。
広島商は敗れはしましたが、宮内投手の奇襲先発から、やれることはすべてやりきりました。
勝負の神様が昨日は広島商の味方とはならなかったが、広島商アッパレ!
広陵、おめでとう!
広島大会では打線が湿りっぱなし・・・
甲子園では、再調整をし、打線に火を付けよ!
いまのままでは、盤石の投手陣があったとしても多くを勝つことは難しい・・・
広陵は広島の代表であるので、しっかりと調整をし、他の高校球児の分まで、甲子園で奮闘して欲しい!
それにしても、今年は本当に暑い熱い夏であった・・・
勝って当たり前と言われ続け勝ち切る広陵は、やはり、『広島県絶対王者』であった・・・
県内公式戦無敗はいつまで続く!?
広陵をどうやって倒す!?闘いがこれからも楽しみである。
「素人野球狂・宮迫」でした。
それでは、本日もワクワク笑顔でがんばっていきましょう!
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