野球練習考察!vol.6キャッチボール各論!
遠投は必要か!?
野球の練習でキャッチボールの必要性は説きました。
では、キャッチボールの中で少し検討してみたいと思います。
ズバリ、遠投の必要はあるか!?
プロ野球選手がよく遠投をしている場面を見ます。
プロ野球選手の場合、投手が遠投で肩を作る!という表現が多いでしょうか。
また、少年野球などでは遠投で肩を強くする!という言い方もよく耳にします。
では遠投で本当に肩が作られるのでしょうか?
そもそも「肩を作る」とはどのようなことなのでしょうか?
遠投をして本当に肩が強くなるのでしょうか?
様々な意見があろうかと思いますが、科学的検証が必要な事項でもあろうと思います。
野球の練習の中には「昭和初期的」な非科学的なトレーニングが無数にあります。
昔していたから!
野球の基本は遠投よ!
少年期にそうした考えで突き進むのには無理があることは周知の事実。
より実戦に即した練習としては遠投は適していないともいえるのではないか。
野球でボールを投げる場面は・・・
打者・投手間で18m。
ダイアモンドの対角線で36m。
外野手がバックホームをする長さでも50mの強いボールが投げられれば問題がないとも言えます。
だとすると・・・
野球で強いボールを投げる限界は長くて「50m」
遠投100mも投げようとする必要がない!とも言えます。
もちろん肩慣らしの意味合いでの遠投はあっても問題はありませんが、遠投を長時間することは練習ではなく弊害が多いのではないか。
写真では少しわかりにくいのですが、短い距離で強いボールを投げるベクトルと遠投のベクトルは違います。
陸上競技の「やり投げ」ならいざ知らず、野球において遠投のベクトルは実戦では、ほぼありえません。
ボールを投げる筋力においても近距離と遠投では違うと考えるべきでしょう。
で、あるのならば、遠投で肩を強くすると考えるのではなく、近距離で強いボールを投げる方がよりよい練習になると考えられます。
似て非なるもの!
筋電図を使っての検証ではありますが、自分で体感する筋力を考えた場合でも遠投と近距離のキャッチボールでは相違があります。
で、あるのならば・・・
野球の練習で遠投はいらない!と考えることができます。
少年野球で「肩を強くする!」という場合においては遠投以外で検討をしていくことが望ましいと考えます。
それでは本日も、固定観念に捉われることなく、思考し発想し、基礎基本を怠りなく、笑顔で元気にがんばっていきましょう!
以下のブログも時間があれば、覗いてみてくださいませ。
「体幹トレーニング&ストレッチ教室in呉・広島」
http://blogs.yahoo.co.jp/miyasakoproject2016
「宮迫接骨院オフィシャルホームページ」